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引きこもりの僕が男の娘ヴァーチャルライバーになった話 ~スカウトされた大手事務所には〇〇しかいませんでした~  作者: 狐のボタン


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にじゅーいち



拠点に戻ると、リーダー同士は同盟の手続き。これがまたちょっとかっこよくて…。

拠点内に木の苗木を植えて、肥料で成長を早め、大きく育った大木の幹にメルティ先輩が横凪に一太刀入れる。

ピノ先輩も縦に一太刀。木には十字が刻まれる。

「なんだか儀式みたいですね」

「似たようなもの。同盟の解消する場合はこの木を切り倒す…」

「メルティ先輩!?いきなりやめてくださいね?」

「アルジェちゃんに説明してるだけ…ソフィリナとマローネもいるのにそんな事しない…」

「私は!?」

みんなのピノ先輩の扱いが雑なのはデフォなのかも…。


「もしこの木を他の人に切られたりしたら大丈夫なんですか?」

「同盟を結んだ、それぞれのリーダーしか切れないから大丈夫。もしかしてアルジェちゃんまで切ろうとしてた!?」

「いえいえ! 気になっただけです! 以前パルム先輩に教わった内容にはなかったお話だったので…」

「これは今回のイベント限定の仕様…。各リーダーにだけ伝えられてたから無理もない…」

なるほど…。いつの間に。でもベテランの先輩達なら新しい要素でも直ぐに慣れてしまうんだろうな。


「よしっ、無事に同盟も結べたし、拠点の拡張組と素材を集める組とわけようか」

「私が素材集め組の護衛する…。ピノには拠点拡張組のリーダー任せた」

「わかりましたメルティ先輩。 じゃあ地下組と地上組って感じかな。私と地上に残ってくれる子は?」

「「「「…………」」」」

「ちょっと!? 一人くらいのこってよ!」

「あ、あの…僕残ります!」

また地下で噛まれたりしたら迷惑かけてしまうし…。かと言って建設も上手くはないけど、どちらかだけでも慣れていかないと。

「アルジェちゃん! ありがとね! 二人で愛の巣を作ろう」

愛の巣ってなんですか!?みんなの拠点ですよ!

「あー私も残るわ。ピノを見張らないとアルジェちゃんが襲われかねない」

僕は地下に行かなくても危険っぽい。実際ピノ先輩と二人きりはちょっと…。

今も”はぁ…はぁ…“ってマイク越しに鼻息が荒くて不安だ…。


「よし! じゃあソフィリナとマローネはついてこい!」

「ま、待つのだー!」

「メルティ先輩はやっ…! じゃあ僕たちは行ってきますね! アルジェちゃん、また後でね」

「は、はい! 行ってらっしゃい」

ソフィリナ先輩とマローネさんはメルティ先輩を追いかけて、また地下へと潜っていった。


拠点拡張か…。何から手を付けたらいいんだろう。やっぱり寝る場所とか?

「三人分のベッドも追加しなくてはいけませんね」

「今回は寝て夜を飛ばすって事が出来ないから、ぶっちゃけベッドは一つあれば事足りるの」

「そうなんですか?」

「さっき、ソフィリナもマローネも一度ベッドに寝転んでいったでしょ?」

そういえば…。一瞬だったからあまり気にもしてなかったけどゴロンってしていったなぁ。


「ここを拠点、つまり復活地点にしていったんだよ」

「教えてくださってありがとうございます、ピノ先輩」

「いいんだよ。可愛いなぁもう…」

「ピノ〜落ち着けー。 もし死んだらここに戻ってくるからすぐにわかる…ってもう!?」

「ふえっ!?」

ベッドの側にマローネさんが突然現れてびっくりした…。

「またソフィリナ先輩にきられました! あの人フレンドリーファイア多すぎます!!」

マローネさんは文句を言いながらも直ぐにまた出発していった。


「ソフィリナはなー…。敵が出るとやたらと武器を振り回すから近くにいると巻き込まれるんだよね」

「ピノ、あんたそれちゃんと教えてあげた?」

「一応はね。でもほら…洞窟みたいな狭いところだと、ね」

「まぁ、そうか…」

こわっ…。戦闘中は離れてよう。足手まといになるだけだし。


「じゃあ倉庫とかだけ広げる感じ?」

「うーん、気分的にもベッドは一人一つほしいし、作ろうか」

「それでしたら僕が素材集めてきます。動物のいた方向はわかってますし…」

「じゃあ新しい事を実際に教えてあげるから私と行こうか!」

「パルム、独り占めダメ、絶対!」

「いやいや、拠点も拡張しなきゃでしょうが。あんたは拠点開発リーダーなんだしこっちを進めてなさい」

「えー! はぁ…仕方ないか。パルム、ちゃんと守りなさいよ!」

「わかってる。みすみす死なせたりしたら各方面から恨まれるからね」

「言えてる」

お二人は笑ってるけど、僕の扱いが姫みたいになってるのは困る…。

ちゃんとできるところを見せて、頼りにしてもらえるようにならないと!


「今回は毛刈りハサミを用意したから、毛だけ貰ってこようね」

パルム先輩はそう言ってハサミを渡してくれた。いつものアイテムみたいに、手に持って動物に使えばいいらしい。



僕が動物を見かけた方角へと向かって、パルム先輩と出発。

「倒さなくていいの有り難いです。見た目が可愛いので、攻撃するのすごく心が痛かったので…」

「わかるよ。動物はね〜。 相手がピノなら躊躇い無く斬れるのに」

「それ、ご本人が聞いたら”酷っ!“って言いそうですね」

「”パルム、酷っ! ちょ…痛い痛い! やめっ…“とか言いそうだよね」

「パルム先輩、声真似が本当に上手ですね。ピノ先輩がついてきてるのかと一瞬身構えました」

「あははっ、ありがとね。でもアルジェちゃんが身構えるほど怯えられてるって知ったほうが落ち込みそうだけどね」

「あはは…」

「日頃の行いだね」

本当にそのとおりなんだけど、肯定もしにくい。まだ僕の配信見てそうだし……。

…やっぱり! コメント欄に”酷いよ、アルジェちゃん。こんなに愛してるのに…“ってピノ先輩の書き込みが。

”ストーカーキター“ ”怖っ、また来た!“ とか言われてるけどいいのだろうか…。







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