表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

ボランティア

ある日ボランティアの人が私が居る病室に来ました。

私は、耳が聴こえないと伝えると紙に書いてきます。

その人は話を聞いたり一緒に遊んだりするために来たそうです。

必要ない。話す気はない。と言うと、話せば気持ちが軽くなると紙に書いてきます。

私は話してなんになるの?

お前に何が分かる?

など、怒鳴って怒りました。

ボランティアの人は悲しそうな顔をします。

私が怒鳴って酷い事を言ったからなのに何故かお前が悲しそうな顔をするんだとまた怒鳴ります。

お医者様や看護師さんが駆けつけます。

色々と言われていますが私には聞こえません。

お医者様だと思いますが腕に注射をされると意識が遠退きます。

目が覚めると看護師さんに謝られました。

本来は違う病室に行くはずだったそうです。

ボランティアの人は今日が初めてだったそうです。

あの人が悪くないのは分かります。

それでも、何故かあの人が許せませんでした。

そんな気持ちになる自分が嫌いです。

カウンセラーの人は私が優しいからだとか言いますが慰めにもなりません。

随分経ち諦めから来ているのか毎日ボーとして過ごします。

お医者様や看護師さん、カウンセラーの人が色々紙に書いていますが読む気力もありません。

読んで下さりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ