コメント欄をわからせる
反響があったら連載するかも知れません
「え、お前Youtube知らないの!?」
クラス中が静まり返ってみんなが僕を見てるけどなんかおかしいこと言ったかな
中学校も始まったばかりで新しい友達を作ろうとした時にこんな注目されるのは
「ちょあまり大きな声で言うなよ」
「いやいや中学生でYoutube知らないやつはいないぞ!」
「そうだよ〇〇くんのいう通りほんとにYoutube知らないの?」
「じゃあHI〇AKINとか知らないの?」
「は〇めしゃちょーは?」
「もしかしてワタナベ〇ホトも?」
「……う、うん知らないけど」
Youtubeは今でこそ誰でも知っているがこの頃は別に誰でも知ってることはなかったが僕のクラスは流行りに敏感な人たちばっかだったからかクラス全員とは言わずともYoutubeを知らない人の方が少数派だった
僕は携帯を持っていたが携帯の使い方が分からず放置していたのですぐ学校が終わって携帯を起動してYoutubeをダウンロードし、アプリを起動する
『メントスで槍を作ってコーラにぶっ刺す』というなんとも面白そうな動画が目に入ったので観たことから僕はYoutubeにハマった
こんな面白い人たちがいるのかと当時は熱狂した
Youtubeの話で友達もたくさんできたしまさしく僕の青春にYoutubeがあったのは間違いなかった
中学3年になった時俺のお気に入りのYoutuberのワタナベ〇ホトが逮捕された。
最初は俺が大好きなマ○トが結婚して驚いて一息ついた時にTwitterの速報ニュースで見つけた。
悲しかった。ずっと見てた人が逮捕されたからなのか心の拠り所が失墜したからかわからないがとにかく悲しかった。反抗期もあって親と受験のことで喧嘩してイライラしててもみた時も笑わせてもらって頭が冷え親に謝ることができたのもこの人のおかげだったし受験勉強頑張れたのもこの人のおかげだった。
自分が好きなYoutuberが炎上してるの見るのはこれが初めてじゃないが刑罰が処されるのは初めてだったから悲しかったのかもしれない。
『マ○ト終わったな』
『信じてたのに』
『マ○トくん信じてたのに』
『ファン辞めます』
『死ね』
『消えろ犯罪者』
彼の動画のコメント欄は大いに荒れたがまぁこれも当然かなとその時は思っていたがすぐに彼の新たな罪が発覚して彼はYoutubeをやめた
彼は多くのYoutuberを大成させた
東○オンエア、アバ○ティーズ、ヘ○トラ劇場、サ○ワダイヤリー
今でこそ名の知れた方達だがワタ○ベマホトが大成させたと言っても過言ではないし彼らもそれを自覚してそのことを発信してる
だがリスナー達の心には響いていない
罪を憎んで人を憎まずと言うが彼はYoutubeを辞めたことだし反省の形を見せたのにも関わらずまだ彼の動画の無断転載動画にはアンチコメントが沢山ある。それを目にすると最初は悲しくなっていたが最近はイライラしてきた。
そんな中高校1年になった俺はYoutubeを始める
理由はワタナベマ○トの世間の認識をかえるためだ
俺がもし大人気Youtuberになった時に「ワタナベマ○トさんも反省の態度を見せたからもう許してあげましょうや」と言ったら頭の緩いコメント欄は「そうだね!そろそろ許そう」となるはずだ
…………多分
そうなるように俺は準備することにした。大好きなYoutubeで俺みたいなデブが何もせずに人気になるなんて思っていなかったから1年後に始めることにした。
俺はまず入学する高校を卒業するまでに人気Youtuberになってもいいように高校を定時制にした
もし人気Youtuberになった時に炎上したら高校にも迷惑がかかったりしまうので定時制にすることになった
親にはもちろん反対されたが「もし定時制がダメなら高校行かない」と言ったら学歴厨の毛がある両親は了承してくれた
それからダイエットをすることにした
やはりYoutuberといっても世に出るものだし、やはり顔やスタイルがいいと早く売れる
そして最後に勉強することにした
これは親を納得されるためもあるがYoutuberは基本しゃべりが面白くないとファンがつかないどんなに企画が面白くてもどんなに顔がカッコ良くてもだめだ
だから知識をつけることで話のバリエーションを多くさたり、面白い企画を考えることをできるようになったりといいこと尽くめだ
これには親も賛成だったし教材費などは持ってくれた
ありがとうオリゴ糖
だが親はYoutubeをやることは許してくれなかったからこの一年で何かしら結果を出したらやっていいと言ってくれたからよしとしよう
これを決めてから1年経った時結果が目を見るように出た
まずかっこよくなった
元々高かった身長が11cm伸びて今182cmになった
輪郭もシュッとして目も二重になった鼻筋も出てきて
出ていたお腹も引き締まった
そんな時に街を歩いていたらとスカウトされてたからモデルをやってる
これもYoutubeをやる時にすぐチャンネル登録者が増えるようにと思いやっている
もちろんスカウトされた時にこの話をしていて了承を得たからやっている
次に勉強も学年模試で結構いい成績を残すことができた
この1年死ぬ気で勉強して高校3年間で習う範囲の勉強をして模試を受けたらなんと10万人中123位だった。
これには両親も喜んで俺がYoutubeをすることに反対することがなくなった
もともとモデルをやるとなった時から俺の本気度が分かったらしくYoutubeをしてもよかったらしい
そんな時に父親の東京に転勤が決まった
父親は元々営業マンだったのだが最近父親のおかげで会社の業績が鰻登りになり本社に移動になった
それに家族がついて行くことになった
もともと専業主婦の母はもちろんのこと高校1年の俺が行く必要がないのだがモデルしてることが仇となった
いつも事務所や撮影をするスタジオは東京にあってわざわざ電車や車で行ってたからそれなら東京に家族で行った方がいいと言うことになりついて行くことになったのだ
だが逆にモデルをしていることによって芸能関係の人たちがいる高校に入学できることになった
この高校は定時制じゃないが芸能関係の理解がありもし炎上してもマスコミなどの対応ができるのが強い
そんなこんなで引っ越し準備が完了して荷物を運び終えた我が家に何もなくなったのを見て感慨深くなる
俺はこれからYoutubeで人気になるから見ててよなと空っぽの我が家に願いながら家を出る
東京言ったら頑張るぞと決めて父親が運転する車に乗り込んだ
https://youtu.be/RS2qV4Sza4M
作中に出てきた動画です。
この作品は現実に近いフィクションです。