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第7章の登場人物

今回は登場人物の簡単な紹介です。

本編ではないので、興味のない方は読み飛ばして問題ありません。

・登場人物


アストー・ウィーザートゥ

 古代パルサ人が崇拝した宗教・拝火(ゾロアスター)教に登場する事故死を司る悪魔。生きとし生ける者すべては首を見えない縄で縛られており、これは冥府に繋がっていると言われる。アストー・ウィーザートゥはこの縄を操る能力を持ち、引っ張る事で犠牲者の行動を阻害・事故を起こさせ、死に至らしめる。

 本章においては白仮面(ムカンナア)の呼び出した悪魔の一柱で、人間に憑依し酔魔(アエーシュマ)を率いて、アグラマンたち中東騎士(マムルーク)部隊を壊滅寸前まで追い詰めた。


ジャハル

 パルサ人の名門バルマク家の一族の少年で、ハール皇子とは夜な夜なつるんで女遊びをしていた仲。

 ジャハルの父ヤフヤーはハール皇子の後見人であり、現在はハール派の拠点となるダマスクスの街の行政を一手に取り仕切っている。

 ジャハルはハールの兄ムーサーの討伐軍との開戦間際まで、周辺領地との関係構築に奔走し、外交と後方支援に尽力。陰の功労者であった。


ハーリド・アル=ワーリド

 預言者スクルージに仕え、スクル教徒の国家建国と版図拡大に多大な貢献をもたらした、常勝無敗の伝説的な将軍。

 150年前、西方異教(ヴェルダン)の強国・グリジア帝国と戦い、その所領だったダマスクスの街を攻略せしめ、その強さは「神の剣」と称えられた。

 本章においては帝都マディーンから出立した討伐軍の総大将として登場するが、それは喰屍獣(グール)の王が化けた姿であった。


グレグ

 喰屍獣(グール)。帝都の盗賊詩人(サアーリーク)にして、南部地区を根城にする侠族(アイヤール)の一員。

 第1章1~2話で盗賊団を率い、マルフィサに挑むも見事に返り討ち。それ以来マルフィサを「姐御」「姐さん」と慕っている。

 本章ではマルフィサに喰屍獣(グール)の王の情報を伝え、襲われたハンスを守り抜き奮戦の末、討ち死にした。


ハンス

 マルフィサの従者。彼女の愛馬アルファナを守るため、敢えて帝都に残りアグラマンに降伏する。

 アグラマンの勧めでスクル教に改宗し、アルファナの世話係となる。

 本章ではハーリド将軍の討伐軍に従軍し、マルフィサの愛馬アルファナを無事に送り届ける役割を果たした。


喰屍獣(グール)の王

 変身能力を持った魔物、喰屍獣(グール)の一族を率いたとされる王だが、その仔細(しさい)は謎に包まれている。

 マルフィサが帝都マディーンを訪れたとき(第一章)、ハール皇子に化けて塔の火災を引き起こし、彼に母親殺害未遂の濡れ衣を着せている。

 ただ姿を変えるだけでなく、人々の持つ潜在意識を覗き込む事ができ、彼らにとっての「理想」の姿と力を宿し、本物同然(ときには本物以上)に振舞う事が可能。

 本章においては伝説の英雄ハーリド将軍になりすまし、そのカリスマ性で以て1万だった兵隊を3万にまで膨れ上がらせた。

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