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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
3章 新たな仲間と敵
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63話 血の涙

「さて、彼も帰ったことだし、まだ報告していないことを話してくれ。」

「分かりました。闇商人というよりは地下実験施設という感じでした。」

「何故そんなものが?」

「地下でキマイラを製造し、そのキマイラで王都を攻撃するという計画だったようですね。ただ、何故今キマイラが出てきたのかはその研究者が死んでしまったため不明です。」

「そうか。そんな計画があったのか。間一髪だったのかな?」

「私がキマイラの群れを壊滅させたせいで計画が台無しだと怒っていましたから、間一髪だったのかもしれませんね。」

「君のその傷はキマイラにやられたのかい?」

「その研究者はクリーチャーと呼んでいましたが、人間を使ったキマイラにやられました。」

「人間を使っただと?」

「はい。人間を連れ去ったのは人体実験のためだったようです。人間を使ったため、怨念が呪いになってしまったのでしょう。」

「そちらの方がマズイな。」

「何がですか?」

「キマイラの製造は禁止されているのは知っているね。」

「はい。」

「それは、周辺国家で結ばれた条約に則った形で禁止されているのだが、特に人体実験は絶対の禁忌としようという動きカレンあってね。今回のことで、他国の介入を許してしまうかもしれない。」

「どうして人体実験は禁忌なのでしょうか?」

「建前上は罪の無い国民を国が殺すようなことはしてはならないということだ。本音ではそれで人体実験の競走が始まってしまえば国民の少ない国は不利だからということさ。」

「なるほど、人の命をなんとも思っていないようですね。」

「政治なんてそんなものだ。そういう意味ではこの国の王はとても立派な人だよ。」

「確かにそうですね。そういう話を聞いた後だとすごい好感を覚えますね。」

「このことはすぐに王都にあげなければいけない。また忙しくなってしまう。これではカレンちゃんと過ごす時間が無くなってしまうよ。」

「頑張ってくださいね。カレンと遊びながら応援してます。」

「クソー!こういう時だけイキイキしやがって!」

「楽しいですから。…血の涙を流しそうな目で睨まないでくださいよ。」

長くなるのでこの章は終わりです。

次章では修学生たちのことをピックアップしていこうと思っています。(できるとは言っていない。)

学園モノ書きたいのにいつになれば書けるのか。

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