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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
3章 新たな仲間と敵
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47話 認められない敗北

修学生視点

「クソが!なんだよあのチビ!」

「あの魔法なら護衛なのも納得だな。」

「いや魔法だけじゃない。身のこなしもただ者ではない。」

「そうなのか?」

「ああ、家では剣術を習っていたんだ。俺の剣の師匠より強いな。」

「そんなにかよ。てか、まだ体が痛いぜ。」

「今日はあの地獄は無いらしいからまだマシだ。」

「ホントに地獄だよな。」

「納得行かねぇ。あんなチビがあんなに強いなんて、絶対魔道具を使って卑怯なことしてるんだ。」

「いい加減にしないか。身のこなしは免許皆伝の剣士よりもよく、魔法も完全に操作していただろう。あれは魔道具を使っただけでは無理だ。馬鹿なこと言ってなこと言ってないで行くぞ。」

「なんだよ。お前らはおかしいと思わないのかよ!」

「そんなに文句が言いたいなら実力で示せ。こんなところで言っても意味が無いだろう。」


集合場所に行くと。

「げ!なんでいるんだ!」

「何かおかしいですか?」

「護衛なんだろ?だったらお嬢様の護衛してないと。」

「この時間は離れていても大丈夫です。私はあなた方の監視です。」

「俺たちちゃんとやるよ?」

「信用がありませんから。」

「おい!お前を必ずぶっ倒してやるからな!」

「できるならどうぞ。私を楽しませてくださいね。」

「余裕こきやがって。」

「おい、あんまり絡むなよ。」

「では、これから授業です、カレン様もいらっしゃるので静かにしてくださいね。」

「お嬢様もいるのか、なんか緊張するな。」

「変な色目は使わない方がいいですよ、旦那様はカレン様に対してだけ過保護ですから。」

「それは怖いね。」

「授業ってどんなことするんだ?」

「座学です。」

「うげー、苦手なんだよな。」

「なら、私と体を動かしますか?」

「遠慮しときます。」

「右に同じく。」

「というか私たちあんなの聞いてないんですけど。」

「そうよ。あんなことされるなんて。」

「言ってませんから。」

「分かってたらこんなところ来なかったのに!」

「知りませんよ。帰りたいなら旦那様に直接どうぞ。」

「ちょっと信頼されてるからって。」

「そうよ、上から目線なんて生意気よ!」

「おい、やめないか。授業に遅れてしまうぞ。」

「それでは行きましょう。」


メイ視点

「彼らは今何してるのかな?」

「カレンと勉強中ですよ。」

「どんな感じかな?」

「不満タラタラといったところでしょうか?ただ、背が高い彼名前なんでしたっけ?まぁ、その彼がみんなをまとめようと頑張っていましたね。」

「背が高い…ああ、最年長のフラスだよ。」

「そういえばそんな人もいた気がしますね。」

「覚えるように言っただろ?」

「人の名前を覚えるのは苦手で。」

「まぁいい。ふむ、フラスは状況判断力に長けているのかな?」

「それはこれから確かめます。半年も時間があるのです、早急に見極める必要はないでしょう。」

「そうだね。明日も頼むよ。」

「任せてください。」

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