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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
12章 原因不明の症状
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399話 魔界の悪魔

「ここはどうしてこんなに薄暗いのかしら?」

「魔界は太陽の光が差さないほど厚い雲に覆われているのですよ。長い事生きていますが、魔界で陽の光を見た事は無いですね。」

「そうなのね。朝と夜はあるの?」

「あるにはありますが、常に薄暗いのでほとんど関係ありませんね。」

「夜になったら真っ暗になるんじゃないの?」

「あの雲が光を蓄えるという性質を持っているので朝でも夜でもぼんやりと光っているのですよ。」

「へー、変なの。」

「急に魔界に飛ばされたのに慌てないのですね。」

「慌てても仕方ないわよ。私は世界を越える事は出来ないんだから。メイが見つけてくれるまで力尽きないように休んでるのが1番よ。」

「信頼しているのですね。」

「当然よ。メイの事は家族みたいなものだと思っているんだから。もちろんお姉ちゃんは私だけどね。」

「そうですか。あの方もいい人に巡り会えたようですね。」

「そう言えばさっきメイの真似をしていたのも悪魔なのよね?」

「まあ、そうですね。」

「どうしてメイの真似をしたのかしら?」

「それが最もあなたの油断を誘えると判断したからでしょう。」

「油断を誘った後はどうなるの?」

「パクリと丸呑みされます。」

「ええ!?違和感に気づけて良かったわ。」

「まあアレは悪魔と言っても私とは種類が違いますから私から離れようとしないでください。」

「うーん、まあいいか。あなたがやる気なら既に私を食べてるだろうからね。」

「そういう事です。私とあんな低級の悪魔を比べないで欲しいくらいです。私は紳士ですから。」

「誰が紳士ですか?いたいけな少女ばかりに手を出す変態では?」

「おや、ずいぶんな言われようですね。それにばかりなんてカレン様1人しか心当たりがありませんね。」

「メイはいたいけって感じではないわよね。」

「カレン?」

「それにしてもよくここが分かったわね。」

「…色々な世界を探してようやく見つけたんですよ。」

「いじけないでよ。メイは可愛いから、ね?」

「フン」

「フフフ、少しメイ様と2人で話をしてもよろしいでしょうか。」

「ええ、分かったわ。」

「それなら元の場所に戻れるゲートを作るので先に戻っていてください。」

「うん、それじゃあね。忘れる所だったわ。私の魔力をあげる。」

カレンはサタンに手を差し出し、サタンはその手に触れて魔力を吸収した。

「はい、確かにいただきました。」


カレンがゲートに消えていく様子を見送ってから2人は話を始める。

「何の用ですか。」

「最近魔物の騒ぎがあったようですね。実はそれ、魔界から脱走した魔物の群れだったようなんです。」

「魔界の魔物にしては弱すぎると感じましたが。」

「偶然出来たゲートを通る際に大幅に弱体化したようでしてね。あなたの魔力を喰らっても群れ全体には行き届いていなかったようですね。」

「それで?」

「こちらの不手際でもあるので少しだけヤツらの意識を操作しました。」

「下水道で魔物が逃げずに襲いかかってきたのはそのせいですか。」

「そういう事です。ま、サービスですよ。」

「カレンを助けたのは?」

「人間の気配がしたので確認したらカレン様だっただけです。その時には悪魔に襲われていましたが、それで死ぬならそれまでだと思い様子見をしていました。その結果、悪魔の偽装を見破り反撃をしたのでとりあえず保護する事にしました。」

「なるほど。所で、まだ傍観者でいるつもりですか?」

「ハハハ!面白いことを言うではないか!神に反逆するのは貴様が死んでからでも問題無い!俺の一部が貴様の中にあり、貴様が怒れば怒るほど俺は力を増していくのだからな!…ハァ、あなたの結末を見届けた後でも何の問題もありませんからね。あなたの死体から私の一部を回収し、ゆっくりと神を追い詰めていけば良いだけですから。」

「そうですか。私の邪魔をしないのであれば好きにやってください。」

「神と仲良くしているようですが、止めないのですね。」

「私達は利用しあっているにすぎません。あなたも聖神もただの契約者です。」

「まあ、私が伝えたい事はこれだけですから、早く帰ってあげなさい。」

「言われなくてもそうしますよ。」

そう言ってメイは魔界を離れた。

「神への反逆か。契約を結んだのは前世での事だと言うのに、馬鹿正直なヤツだ。少し準備をしなければな。」

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