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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
12章 原因不明の症状
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397話 超強化

下水道にいる何かに向けて魔法を放つ。

何かはそれを避けたが、土煙によって薄らと位置と形が判別できた。

「やっぱり小さいな。そこだ!」

カイトがそのシルエットに向けて短剣を振るうと火花が散った。

「何で受け止められたんだ?」

「動物の形をしているなら牙か爪ですけどね。」

「シルエット的に爪っぽいな。コウモリを食ったのはこの魔物で正解だったな。」

魔物はメイ達の周りを走っていたが、足音が突然増えた。

「何体いるんだ!?」

「一々相手にするのも手間ですね。カイト、近くに来てください。」

カイトが近くに避難してきた事を確認すると、魔法を発動させる。

「嵐魔法«旋風の刃(トルネードスラッシュ)»」

広い空間すべてを覆う竜巻を発生させ、見境なくすべての物を切り刻む。

水中にも逃げ場は無く、細かく削れたチリだけでなく、水も竜巻によって飛ばされていた。



「ふう、これくらいやれば十分でしょう。」

「これが魔物の死体か。爪が異常に発達してるな。」

「そうですね。」

「ねえ、メイ。下水まで巻き上げるからとっても臭いわよ。」

「マスクはどうしたんです?」

「外に忘れてきちゃったみたい。取って来るわね。」

「それじゃあ、私が」

「1人で大丈夫よ。何のために鍛えてると思ってるのよ。」

「分かりました。すぐに帰ってくるんですよ。」

「分かってるわ。」



「さて、私達はこの散らばっている死体を集めましょうか。」

「結構散らばってるけど…」

「それがやらない理由になりますか?」

「ういー」

2人で黙々と作業する事数分、

「コイツら色んな所が発達してるな。さっきのは爪だったけど、これは足の間に膜ができてる。コイツも魔法が使えたのか?」

「完全に透明になっていましたからね。しかし、これだけではあの魔獣と共通点が少ないですね。」

「コイツの腹からコウモリの腕が出てきてるぞ。コイツらが跡形も残さずに食いやがったんだ。」

その時、獣のような唸り声が聞こえてきた。

「グルルル」

「新手か?」

「この図体で私の魔道具をどうやって躱したんでしょうか?」

その魔物は体長1mほどのサイズだった。

「うん?あの後ろにもう1匹いるみたいだ。」

「アレは、私に呪いをかけた魔獣の姿に酷似していますね。仕留めて確認しましょう。」

姿が見えている獣などカイトの敵では無く、襲いかかった順番に頭を潰されていた。



「この魔物、何かの資料で見た事あるんだけどさ。奪った魔力を群れの仲間に分け与えるって書いてあったんだよ。」

「…」

「それってつまり、コイツらがこんなに進化してるのって嬢ちゃんのせいじゃないのか?」

「そ、そんな事…あるワケ、ナイジャナイデスカ」

「こっちを見てハッキリ言ってくれ。」

「イヤーナンノコトカ、ワカラナイナー」

「急にカタコトになるやん。普通の人間の魔力でこんなに進化した事例は無いから、やっぱり嬢ちゃんは普通じゃないって事だな。」

「コンナビショウジョガフツウジャナイワケナイジャナイデスカ」

「カタコトで長文を喋るんじゃない。後自分で美少女って言うな。ま、そんな事は周知の事実だから別に良いけど。」

「何が周知されているんです?ちょっと」

「早くやって帰るとしようか。」

「ちょっとー」

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