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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
2章 陰謀の王都
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39話 帰還

「ああ、そうだ。もし、私の妻になりたくなったらおいで、君なら大歓迎だ。」

「ひゃあ!ちょっと!耳元で話さないでください!」

「ハハハ。今までありがとう。それではまた会おう!」

「妻になんてなりませんよ!」

王太子は去りながら手を振るばかりだ。

ぐぬぬ、なんか負けた気分だ。


城の玄関まで行くと、辺境伯とカレンがいた。

「メイくん、カレンを連れて来たよ。領地へ帰ろうか。」

「メイ!早く帰りましょう。」

「はい。帰りましょう。」

「メイ嬢。」

「これは、陛下。」

「メイ嬢、息子の命と民の命を救ってくれた事この国の王として、息子の親として、感謝する。」

「当然のことをしたまでです。感謝されるようなことは何もしていません。」

「全く、メイ嬢は本当に子供か?どうだ?息子の妃に、」

「お断りします。」

「食い気味に断れてしまったか。」

「それでは王よ。またの機会に。」

「ああ、そうだなヘイミュート辺境伯。」


領地へと向かう馬車の中で、

「2週間ぶりね。」

「あれから2週間しか経ってないんですか。なんだかもっと経ってる気がしてました。」

「メイがいなかったから毎日がつまらなかったの。全部終わったのでしょう?」

「はい。終わりました。」

「話を聞かせて欲しいわ!」

「そうですね…」

ようやく日常が戻ってきた。


「はぁ、振られてしまったよ。」

「メイ嬢ですか。」

「ああ、彼女と一緒にいると楽しいから誘ってみたのだが、見事に振られてしまった。」

「殿下は女心が分かっていませんから。」

「酷いなぁ。君といい、メイ嬢といい。私はこれでも王太子だよ?」

「関係ありません。婚約者を前にして他の女の子の話をするなんて。」

「すまない、許してくれエリーヌ。」


「どうなされるおつもりですか?陛下」

「あの娘に手を出してはならぬ。儂らが手を出さぬ限りあの娘が牙を剥くことは無い。」

「承知致しました。」

「王家に取り込みたいが、土地や爵位で動く娘ではなさそうだ、息子たちに期待だな。」


「おい!グレイヒルとバーミルが殺られたようです!」

「何?どういうことだ?」

「あの二人がほぼ同時に同じ場所で死にました。」

「二人がかりでも勝てないバケモノがいるのか?調査が必要だな。おい!」

「お呼びですか?」

「グレイヒルとバーミルが死んだ。その調査をお前に命じる。」

「して、場所は?」

「グラル王国の王都だ。頼んだぞ。」

「御意に。」


これで3章完結です!

学園物書きたかったんだけど、どうしてこうなった?

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― 新着の感想 ―
[一言] 空飛ぶトカゲ風情に勝てない輩に話しても無駄だろうが起きてる事を話さないのはどうなん?
2021/12/16 06:43 退会済み
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