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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
10.5章 暗部の役目
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345話 後日談

カイト達は学園都市の屋敷に帰ってきた。

「ただいまー、すっごい久しぶりだな。」

「おかえりなさい。お仕事ご苦労様。」

「ホント大変だったぜ。あ、これ王都みやげ」

「これ美味しいのよね。ありがとう」

「嬢ちゃんは?」

「ご両親から手紙が届いたんだけど、それを見てなんとも言えない顔して屋敷を出ていっちゃったわ。引き止める間もないくらいだったわね。」

「何があったんだ...」

「メイの事だからあまり心配はしてないけどね。」

「そうだな。」

「やあ、みんな揃ってるね。」

「あ、お父様。全員じゃないわ。メイがいないわよ。」

「メイくんはご家庭の事情があるからね。」

「何があったんだ?」

「弟が産まれたらしいよ。とりあえず、出産祝いを送っておいたよ。」

「それはおめでたいわね。」

「15歳下の弟か。確かに、驚くだろうな。」

「夫婦仲が良好なようで、私も安心だよ。家族の仲が険悪だとメイくんも気が気じゃないだろうからね。」

「メイはどれくらいで帰ってくるかしら?」

「当分帰ってこないよ。ついでにお使いも頼んでいるからね。」

「そうなの?それなら仕方ないわね。」

「どこに行かせたんだ?」

「それは秘密。色々面白いことが起こるから、目が離せなさそうだ。」

「悪趣味だな。」

「カレンちゃん、そろそろ時間じゃないかな?」

「あ!もうこんな時間じゃない!私行ってくるわね。」

「いってらっしゃい」

バタバタと屋敷を出るカレンを見送り、話の場所を移す。


「執務室に来たって事は何かさせるつもりか?」

「いやいや、裏の仕事は少しの間休業だよ。私も国内の事だけに注視できなくなってしまったからね。」

「そうか。」

「まぁ、もう少ししたら君たちの力が必要になるからそれまではゆっくりするといいよ。」

「なるほど、次は国外って事か。」

「さっきは、はぐらかしたけど、メイくんには帝国に行ってもらったんだ。だから、君たちが行く必要は無い。君たちの役割はメイくんとの情報交換だよ。彼女からの情報をこちらに伝え、こちらの指示を彼女に伝える。」

「国境を跨ぐ事になるから国境警備に見つかると面倒だな。」

「帝国側はもちろん、王国側にも見つかってはダメだからね。」

「それで、面識もある俺らがやる事になったのか。」

「そういう事だよ。君たちには期待してるからね。」

「プレッシャーかけんなよ。」

「それじゃあ、追って指示をするよ。」



「大変な事になりそうだな。」

「戦争が始まるのかしら?」

「どうだろうな。それが有効な手段だと判断すれば躊躇はしないんだろうな。あの人たちは」

「そうね。」

「最初から戦争吹っ掛ける気は無いと思うぞ。もしそうなら、適当に理由でっち上げて既に戦争しててもおかしくないからな。」

「そうだと良いわね。」

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