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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
8章 中等部2年生編前編
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263話 2週間ぶりの再会

「何だか、すごい長く感じましたね。」

「そうね。色々あったもの。学園はどうなっているかしら。」

「ダニエル先生は私のこと、サボってると思ってるんでしょうね。」

「アハハ、メイが時々授業を無断欠席するからよ。」

「そんな連絡をする時間すら取れないんですけど。」

「お父様は人使いが荒いから。」

「まったくですよ。」

「2人で何を話しているんだい?」

「お父様が人使い荒いって話をしてたのよ。」

「い、いやー、そうは言っても人手不足だからね。それはそうと、そろそろ帰るつもりなんだろう?」

「そうですね。頼まれたことはすべて終わりましたし。」

「本当に助かったよ。ありがとう」

「必要になったら呼んでください。それでは行きましょうか。」

「そうね。じゃあね、お父様」



久しぶりに学園に行くと、ダニエル先生が待ち構えていた。

「今日は来たなサボり魔め。」

「サボってないですけど。公欠ですけど。学園長に聞かなかったんですか?」

「2週間も公欠っておかしいだろ。」

「私だって休みたくはなかったんですよ。でも、頼まれたら断れませんよね。」

「ウソをつくな。お前、自分が納得しなかったら即断るじゃねえか。」

「こんなに健気で可愛らしい子がそんなことする訳ないじゃないですか。」

「健気で可愛らしい?誰が?」

「その心底意味が分からないという顔をやめなさい。ぶっ飛ばしますよ。」

「お前が言うとシャレにならねえんだよ。」



放課後になり、いつものメンバーで集まると、

「久しぶりの授業はどうだった?」

「いつも通り、知っていることのおさらいだったのでつまらなかったです。」

「私は思ったり進んでて困ったわ。ちゃんと勉強しないとダメね。」

「メイちゃんホントに授業受ける必要ある?」

「進級するためには受けなければいけないじゃないですか。」

「私メイに勉強教えてもらおっと。」

「なら、対価をもらいましょうかね。」

「ええ!対価がいるの!?」

「家庭教師は契約に含まれていませんから。じゃあ、そうですね。カレンは私にワガママを言った訳ですし、私もカレンに何か1つ必ず言うことを聞くということでどうでしょうか。」

「何を言われるのか怖いけど、分かったわ。メイならおかしなことは言わないと思うし、安心できるわ。」

「全幅の信頼が重いです…」

「アリュールは私たちがいない間何かしてたの?」

「クレソンくん達と一緒に依頼を受けてたよ。みんな強いから私必要ないんじゃないかって思うくらいだったよ。その結果、もう少しでDランクに届きそうなんだ。」

「それはすごいわね!私も頑張らないと。メイはランク上げようと思わないの?」

「今のところ冒険時やらなくてもお金稼げてますからね。食いっぱぐれるようになればマジメにやるかもしれないですね。」

「メイのことをお父様が手放すとは思えないから、一生マジメにする日は来なさそうね。」

「メイちゃんが羨ましいよ。」

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