表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
2章 陰謀の王都
27/502

25話 その後

短めです。

???視点

クソッ、なんなのだあの強さは!

騎士団がまるで紙のように飛ばされていた。

しかも、あれが本気ではないだと!クソ、これでは我らも正面から戦えば危ないな。まさか人間相手に小細工する羽目になるとはな、しかしやらねばならん。

我らの神を復活させるために。

となれば、まず狙うのは小娘の周りの者か。周りにいる者と言えば、ヘイミュートの小僧の娘か、あの男は命とも言える娘をズタズタに引き裂かれた様を見ればどうなるかのぅ。ククク、今から楽しみじゃ。

お前はすぐに殺そうとするな。

黙れ!お前は黙って儂の言うことを聞いておけば良いのじゃ!誰のお陰でこんなにも上手くいっておると思っておるのだ?

済まない。お前にはもう何も言うまい。

フン!最初からそれでいいのだ!


今に見ていろクズが、利用価値があるから生かしてやっているのだ。お前の野望が叶った瞬間がお前の死ぬときだ。


騎士団長 サイレス・ガイル視点

俺はあの日以来、心の霧が晴れたようにスッキリしている。今では、どうして俺はあんなにも焦っていたのか自分でも分からない。

ああ、あの少女にもう一度会いたい。

会って俺に何をしたのか聞きたい、そして礼を言いたい。

今、俺は最高に調子が良い。全てあの少女と戦った後からだ。

もしかして、あれは伝説の聖女なのでは?

神がもたらしてくれた奇跡なのではないか?

そうとなればこうしてはいられない!

「団長どこ行くんですか?」

声をかけてきたのは、副団長のマリン・シュネイクだ。

「決まっているだろう。あの少女の元だ。」

「何言ってるんですか。あの子のいる貴族街は我々の管轄じゃないし、それにこんなに仕事があるんです。どこにも行かせませんよ。」

「何!しかし…」

「なんですか?なにか文句がおありで?」

彼女は笑顔を浮かべているが、有無を言わせない迫力があった。

「いえ、何もありません。」

この俺が震えているだと。やはり、俺は彼女には勝てないようだ。

「そうですか。なら、仕事をしてください。いつまで経っても終わらないんですから。」

「はい…。」

涙を飲んで、俺は苦手な事務作業をするのだった。

必ず会いに行くぞ俺の女神よ!

狂信者誕生の瞬間。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ