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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
8章 中等部2年生編前編
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240話 背後からの奇襲

森に入る直前、少し作戦会議をした。

「まずは、自己紹介だ。俺はピーター、このパーティのリーダーで前衛での攻撃を担当してる。こっちの髭面がヤーカス、魔法士で攻撃担当だ。こっちの鎧を着てるのはパンス、タンクだな。んで、ローブを着込んでるコイツはサーガだ。魔法士なんだが、索敵や支援、妨害を担当する便利な魔法を使う。」

「その紹介の仕方は色々言いたいことがあるが、とりあえずよろしく。」

「ああ、よろしく。」

「足は引っ張るなよ。」

「…」

「私たちも自己紹介をしましょうか。私はメイ、遊撃担当です。そこの優等生っぽい人はこのパーティのリーダーのフラスで前衛を担当しています。そこのバカそうなのはクレソンで同じく前衛です。双子はアンとミナで魔法士です。攻撃や防御を担当しています。見分け方は、今は知らなくてもいいですね。」

「適当すぎるって。」

「バカって、酷くないか!?」

「師匠、酷くない?」

「クレソンはともかく、他はもうちょっと、言い方無いんですか?」

「さて、いきなり連携をとるのは無理だから、ブレードマンティスの成体を倒すのは俺たちがやるよ。メイさんたちは…周りの幼体を相手してくれ。」

「分かりました。いらないと思いますけど、カバーが欲しければ言ってくださいね。」

「ああ、頼りにしてるぞ。敵は察知出来たか?」

「ああ、この森の奥に大きな魔力を持った存在が潜んでいる。ここからだと、約10分で接敵するはずだ。」

「よし、じゃあ行くぞ。当然だが、油断するな。」



5分ほど進んだころ、

「何だこれは!前方の敵とまったく同じ反応の存在が後ろにいる!」

そう言った瞬間、背後からブレードマンティスの成体が姿を表した。

「どういうことだ!」

「2体いるってことだろ!?」

「言い争いは後だ!後輩に無様な姿を見せる訳にはいかねえだろ!」

「行くぞ!」



「クレソン左から幼体接近!」

「まかせろ!」

「私は勝手に動きます。自分たちで判断できますか?」

「師匠に頼りきりって訳にはいかないですから。索敵は私がします!目の前の敵だけに集中しないで!どこからでも湧いて出てきます!」

「俺たちのことは気にするな。師匠は自分がすべきだと思うことをやってくれ。それが1番効果的だからな。」

「分かりました。」

その様子を見届けたメイはその場を離れ、他の場所の幼体を狩っていた。

「師匠ヤバすぎだろ。俺たちより広い範囲を1人でカバーしてるじゃねえか。」

「余所見してる場合じゃないぞ!的が小さいから狙いにくいな。」

「何体いるかも分からないから、出し惜しみしないといけないし、あのAランクパーティは何してるのよ!」

愚痴を吐きながらも、的確に敵を倒していく弟子たちだった。

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