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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
8章 中等部2年生編前編
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239話 Sランクパーティ

ギルド長室に入ると、10人ほどの人がいた。

いくつかのパーティが来ているようだ。

その中の1人が声をかけてきた。

「メイさんじゃないか!久しぶりだな。」

「…誰でしたっけ?」

「あれ?覚えてない?ピーターだよ。ガーベリアで助けてもらったさ。」

「え?あの小さかったピーターなんですか?」

「あの後成長期が来て背が伸びたんだよ。 一応言っておくけど、俺メイさんより歳上だからな?」

「え!歳下だと思ってました。」

「言っといてよかった。」

「師匠、この人は?」

「彼はピーター。大森林の街で一時期お世話になったことがあるんです。」

「正確には俺の両親にだけどな。」

「お2人は元気にしてますか?」

「ああ、元気すぎて少し静かにしてくれないかと思うよ。」

「…コホン、本題に入ってもいいだろうか。」

「これはギルド長、すいませんね。」

「まあいい。今日集まってもらったのはブレードマンティスの掃討作戦についてだ。」

「ちょっと待て、ブレードマンティスはAランクだ。このガキどもはどう見てもAランクの冒険者に見えないんだが、なぜこの場にいる?」

「それも含めて今から話すところだ。最後まで話を聞け。Sランクパーティ『森の番人』にはブレードマンティスの成体の討伐を頼みたい。Aランクパーティ『スレイバー』にはブレードマンティスの幼体を討伐して欲しい。補佐としてDランクパーティ『ホワイトシルバー』を付ける。」

「足手まといだ!」

「話を聞けと言っているだろう。彼らは無傷でブレードマンティスの幼体を倒している。そしてその情報を持ち帰ってきたのも彼らだ。それに人員は1人でも多い方がいい。彼らなら役に立つと判断した。」

「そうは言っても、Dランクパーティだろ。ランクってのは信用の証だ。それが無いんじゃ信用し切れない。」

「なら俺のところが連れていくとしよう。メイさんが強いことは知ってるし、他の人もメイさんに及ぶことはなくても、それなり以上の実力がありそうだ。それでいいかな?」

「私たちに拒否権は無さそうなので、それでいいです。」

「おい、ピーター大丈夫なんだろな?」

「大丈夫だって、俺を信じろ。」

「それじゃ、善は急げってことで、早速行こうか。」



出発した後の道中で、

「それにしてもパーティ名がホワイトシルバーってダサくないですか?」

「ダ、ダサくねえし!」

「ホントに思ったよ。もうちょっと捻りを加えるくらいしようよ。」

「分かりやすい名前の方がいいじゃないか!」

「男2人のネーミングセンスが壊滅的なんですね。」

「他の名前を私たちで考えておきましょう。ミナ」

「そうだね。アン」

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