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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
7.5章 メイの仕事(仮)
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207話 Dランクの依頼

カレンとアリュールが冒険者ギルドから呼び出された次の日の話なので表彰式の少し前の話になります

ホントは7章に入れようと思ってたんだけど、長くなるかもしれないからカットした話

翌日、アリュールとカレンに自慢された。

「見てこれ!Dランクの冒険者証だよ!」

「飛び級したのよ、すごいでしょ。」

「すごいですね。」

「メイは本当にスタンピードの時に何もしなかったの?」

「さあ、どうでしょうか?」

「なんで秘密にするのよ。」

「それも秘密です。」

「どうせ、めんどくさいと思ってるだけでしょ?」

「…」

「あ、図星だ。」

「う、うるさいですよ。と言うか、Dランクごときで喜んでいるようでは、たかがしれていますね。」

「なんだとー」

「メイはFランクじゃない。」

「やってないだけですから。」

「負け惜しみってヤツだねー」

「…」

「痛い!無言で頭をグリグリするのやめて!」

「アリュールはなんでいらないことまで言うのよ。」

「うぅ、私素直だからかな?」

「バカだからでは?」

「ちょっと!バカじゃないもん!」

「まあまあ、今日Dランクの依頼を受けに行こうと思ってるんだけど、メイもくる?」

「行くのは2人でですか?」

「そうだよ。」

「後衛2人は危ないですよ。」

「メイが来れば前衛が1人追加されるわよ。」

「ハア、行きますよ。なんか危なっかしいので。」



ギルドに行くと、2人はたくさんの冒険者から注目されていた。

「注目されてるわね。」

「期待の新人だからね!」

「調子に乗らないの。」

「依頼どれ受ける?」

「簡単なヤツが良いわね。角ウサギの討伐、これは?」

「角ウサギは厄介ですよ。小さいしすばしっこいので攻撃が当たりません。草に隠れて足に穴を空けられた人は数しれないでしょう。」

「そんなに?」

「少なくとも、気配感知が無いと見つけることすら困難です。」

「じゃあこれは?火炎華の採取だって。」

「火炎華はここら辺には生えていないので、泊まりで遠征するしか無いですね。」

「じゃあ、無理か。」

「ゴブリンの討伐は?」

「巣を襲撃しろなんて言われない限りは大丈夫だと思いますけど。…うん、そんなことは書いて無いですね。」

「じゃあ、とりあえずこれにするわ。」

「ゴブリンかー、なんか冒険者って感じだね。」

「その前にオーガ倒してるのに何言ってるんですか。」

「確かに順番逆だね。」

「オーガを倒せたからってゴブリンを倒せるとは限らないわ。生態も戦い方も違うんだから。」

「危険だと判断すれば止めに入りますが、それ以外は2人でやってください。あと、炎の精霊術や魔法を使うのは禁止です。」

「え、私それ以外はほとんど使えないわよ。」

「なのでこれを使ってください。」

「何これ」

「スリングショットです。金属の弾もありますが、最悪落ちている石でも攻撃できます。」

「こんなの当てられないわよ。」

「当たらなくても牽制くらいにはなります。」

「燃えてもルゥで消化すればいいんじゃないかな?」

「火種が残る可能性はあります。そうなれば私たちが離れた後に出火するので、被害は大きくなります。」

「まさか、1番の攻撃方法を禁止されるとは思わなかったわ。」

「ルゥでも攻撃はできるけど、大丈夫かな?」

「ゴブリンはそこまで頑丈では無いので大丈夫ですよ。」

「まあ、どうなっても臨機応変に対応するしかないのよね。」



こうして依頼を受けた。私はランクが足りなかったので、荷物持ちということにしてついて行ったのだった。

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