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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
7章 強さを求めて
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204話 根に持つタイプ

「メ、メイちゃん?」

「どうしたんですか?なんでそんなに距離をとるんですか。」

アリュールが恐る恐るといった様子で声を掛けてきた。

いつもの倍は距離を空けて…


「怒ってないの?」

「何もしていない人に対して怒るはずないじゃないですか。」

「…」

「本当に怒ってませんよ。」

「それなら良かったよ。」

「でも、後悔したくないなら、クレソンごときに負けている場合ではありませんよね。もっと頑張りましょうね。」

「え、やっぱり怒ってる?」

「怒っていません。ええ、怒っていませんとも。」

「怒ってるじゃん!結構根に持つタイプ?」

「いえいえ、善意の提案ですよ。」

「心狭いな」((ボソッ

「聞こえてますよ。言うようになりましたね。これからが楽しみです。」

「冗談だって、ね?何か言ってよー!?」




「で、あんなに走らされてるんだ。アリュール、可哀想に。」

「カレンもやっても良いんですよ?」

「遠慮しておくわ。それよりも、魔装って何?メイと戦ってた人が使ってたアレよ。」

「ああ、そう言えば使ってましたね。」

「アレって危険なの?」

「いえ、魔装が危険なのではなく、闇の力を使用していたため危険でした。」

「じゃあ、魔装のことを教えて欲しいな。」

「そもそも、魔装は魔力で鎧を創るという技術になります。近接戦闘に弱い魔法使いが生み出した苦肉の策というヤツです。」

「ふむふむ」

「鎧なので防御力がアップし、身体能力も若干ではありますが向上します。副次効果として体外にある魔力を吸収することもできるので、普段よりも多くの魔力を扱うこともできます。」

「他には?」

「魔装には属性を付与できるのですが、付与した属性と同じ属性の魔法の威力が向上します。」

「私だったら炎とか?」

「そうですね。」


「おーい」

「アレはクレソンですね。どうしたんでしょうか?」

「よ、師匠。今回は師匠じゃなくてアリュールとカレン様に用があって来たんだ。」

「何かあったの?」

「ギルドから呼び出しだ。同じ学園なんだから知り合いだろって、面識が無かったらどうするつもりなんだろうな?」

「ギルドからの呼び出しだなんて、何かしたかしら?」

「この前のスタンピードだろ?俺たちはオーガ倒してるんだから、Fランクじゃ足りないってことなんだろ。おかしな事になっても、俺が付き添うし心配はいらない。」

「それなら大丈夫ね。」

「そう言えば、師匠はスタンピードの時いなかったな?どうしてたんだ?」

「各方面を1人で守っていた男女がいたって聞いたし、どうせメイたちでしょ?」

「さあ、オーガが怖くて隠れていたかもしれませんよ。」

「1秒で分かる嘘つかなくていいんだよ。」

「メイが怖がる姿を想像できないわ。」

「完全に嘘だよね。」

「ワタシ、ウソツカナイ」

「なんで棒読みなんだよ。」

「メイって普通に嘘つくよね。」

「嘘下手だね。」

「アリュール、一言多いですよ。」

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