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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
7章 強さを求めて
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193話 クレソンの本気

アリュールの試合が始まった。

相手は疲れているらしく、アリュールの攻撃を避けきることができずに敗退した。


相手の次鋒は魔法使いだ。アリュールなら負けることはないと思うが…



試合が始まり、両者は弾幕を展開する。

アリュールは余裕そうではあるが、様子を見ているようだ。


試合が一気に動いた。アリュールが本気を出したのだ。

徐々に押し切っていき、アリュールの勝利となった。


その後も、試合内容は変わらず、アリュールの弾幕に対応できずに敗北していった。


相手を全滅させたので、Eクラスの勝ちだ。

まあ、順当な試合結果ではないだろうか。



「メイちゃん、勝ったよ!」

「見ていましたよ。やりましたね。」

「努力の結果だね。」

「次の試合が始まるみたいですよ。」

「次はBクラスとDクラスの試合だって、クレソンくんが出るね。」

「クレソンが出るならDクラスが勝つでしょうね。戦闘経験だけでもずば抜けてますし。」

「クレソンくんは先鋒として出るみたいだよ。」



結論から言うと、先鋒のクレソンが相手を圧倒し、5人全員倒していた。

「誰もクレソンくんの動きについていけてなかったね。」

「クレソンは動きを急に変えて攻撃のテンポを変えてるんですよ。クレソンの流れに乗ってしまえば、どうしようもないですね。」

「魔法使いの子は見失ってたしね。次はシードのAクラスとDクラスの試合だよ。」

「カレンは副将らしいですね。」

「クレソンくんに勝てる人っているの?」

「Aクラスにはカレンしかいませんね。クレソンは白銀流を自分のモノにしていますから、並大抵の相手では勝負になりません。」

「クレソンくんも厳しい訓練を耐えたんだね。それだけで感動物だよ。グス」

「なぜ泣くのか」

「そんな話をしている間にクレソンくんが3人倒しちゃってるよ。カレンちゃん頑張れー!」

「実力は拮抗していますから、どうなるかは分かりませんね。」



クレソンとカレンの試合は、他の試合と同じようにカレンは弾幕を展開し、近づけさせないようにし、クレソンはそれをかいくぐり、近づこうとするという様相だった。


唯一違うのはクレソンに接近した魔法が爆発し、そのせいでクレソンが近づけないということである。


クレソンが唯一使える魔法を放っても簡単に対処される。

クレソンは防御を固め、正面突破を試みる。


服が破け、血が出ても構わず前に進み続ける。

魔弾の1つがクレソンの顔面に向かっていき、それが当たるというところで、クレソンは地面を殴り砂煙を発生させた。


砂煙のせいでカレンはクレソンを見失うが、すぐさま砂煙から離れる。

だが、視界が悪いだけではクレソンの目からは逃れられない。

離れるために背を向けた瞬間、砂煙の中から飛び出し、攻撃を加える。


カレンは何とか防御するが、魔法使いが近接戦闘に持ち込まれた時点で、ジリ貧だ。


結果はクレソンの勝利で、勝因はカレンにどのような攻撃を仕掛けてくるか分からないという不安感を植え付けた事だろう。


もちろん、Dクラスの勝利で幕を閉じた。

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