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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
7章 強さを求めて
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191話 自分の力

あの後、オーディスからは命の恩人だ!と言われオーディス母からは困ったことがあればいつでも来ていいと言われた。

まったく接点が無いから会うことはほとんど無いと思うけど、はいと言わないと帰してくれそうになかったので、機会があれば来ると言って帰ってきた。


「ただいま戻りました。」

「おかえりなさい。どうだったの?」

「とりあえず、一件落着でいいと思います。」

「そうなのね。アリュールは寮に送ってちゃんと寝かせておいたから心配しないでね。」

「それはよかったです。明日は良くなってるといいんですけどね。」

「戦うのは厳しいんじゃないの?」

「私補欠に入れられてるので、アリュールが抜けると私が出ないといけないんですよ。アリュールが休むなら私も休もうかな。」

「ズル休みはダメよ。」

「明日は予定ができそうな気がします。」

「どれだけ休みたいのよ。」




「お、嬢ちゃんじゃないか。今日、優勝したんだって?おめでとう。」

「ありがとうございます。」

「男の家に行ったって聞いたんだけど、マジ?」

「誰ですかその誤解しか生まない言い方をしたのは。」

「カレン様だけど。」

「少しお話が必要かもしれませんね。」

「手加減してやれよ。」

「それはそうと、カイト、あなたが前に言っていた仇がこの街にいるかもしれません。」

「何?詳しく聞かせてくれ。」





「なるほどな。色々調べてかなり似てるのか。それは怪しいな。」

「はい、今はお祭りの最中なので、学園の周りの警備は厳しくなっていると思いますが、その他の警備は薄くなっているかもしれません。怪しい動きをしている人がいないか調べて欲しいんです。」

「分かった。もし、その犯人がこの街にいるなら絶対に逃がさない。母さんと同じような被害者は出しちゃいけねえんだ。」

「よろしくお願いします。」





翌日

「必ず1位を取るぞ!」

「ダニエル先生すごい張り切ってるね。」

「ワザと負けるのも面白いかもしれませんね。」

「ワザとはダメだよ。」

「冗談です。それはそうと風邪は治ったんですか?」

「まだ万全ではないけど、だいぶ良くなったよ。試合には出られると思う。」

「無理は禁物ですよ。」

「分かってるよ。カレンちゃんは何か言ってた?」

「私に出られると困るから必ず出るようにと。後は舞台の上で会いましょうとも言ってましたね。」

「アハハ、カレンちゃんの秘策はどんな感じか楽しみだよ。」

「良い顔をするようになりましたね。」

「そ、そうかな?」

「前はずっとオドオドしていましたが、今は楽しそうです。」

「そうかな…そうかもね。今、私すごい楽しみなんだと思う。ずっと落ちこぼれって言われたけど、皆のおかげで強くなれて、その力を試してみたいの。」

「今のアリュールなら良いところまでいけると思いますよ。頑張ってくださいね。」

「うん、優勝してくるよ。」

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