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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
6.5章 弟子たち
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173話 鑑定結果2

「あー、なんか頭がくらくらするな。」

「さて次ですが。」

「もっと間をあけるとか無いの!?」

「無いです。この宝石はちゃんとどうするか決めないといけません。」

「これそんなに価値が高いのか?」

「国宝級の魔道具に使用されるような高純度の魔宝石です。」

「あー、師匠はこれ欲しいのか?」

「欲しいですね。ただ、これを貰うわけにはいきません。ちゃんと適正価格で買いますよ。」

「ちなみにいくら位か聞いても?」

「1億はいけると思います。なんならもう少し吹っかけても大丈夫ですね。」

「億…だと…!」

「これを国に献上すれば爵位がもらえますね。」

「oh」

「スケールが大きすぎて分からなくなってきたよ。そんな物を師匠にあげるって言うのは師匠が困るな。」

「ちなみになんだけどよ。師匠は1億出せるのか?」

「準備が必要ではありますが、かき集めれば何とかと言った所でしょうか。」

「なんでそんなに持ってるの?」

「お金を稼ぐためにパイプを作ったんですよ。最近は何もしていなかったので、少し準備がいるんですよね。」

「パイプて、商工会とかじゃないの?」

「それもありますよ。1番の取引相手ではありませんが。」

「うわー、これ以上聞くのはやめておくわ。なんかヤバそう。」

「さあ、どうでしょうか。」

「オークションはリスクとかあるのかな?」

「変な大人に狙われます。」

「と言うと?」

「1億以上の大金を持った子どもなんです、騙してやろうとか、奪ってやろうと思う輩は必ずいます。主催者側も隠そうとしますが、どこからか漏れることはよくあります。」

「なるほど、師匠ならそんなことはないと。」

「他の人に教える必要も無いので、漏れません。」

「これ2つあるけど、2つで1億だよな?」

「いえ、1つで1億です。」

「ファ!?」

「師匠、2億いける?」

「さすがに無理です。」

「じゃあ、一個はオークションに出さないといけないのか?」

「置いといて私がもう一度1億稼いだ時に渡すというのもありですよ?」

「それ何年かかる?」

「最低5年ですかね。」

「長いなー、もうちょっと早く欲しいな。」

「そうなるとオークションに出した方がいいです。」

「普通に売るのはダメなのか?」

「買い叩かれるので却下です。」

「でも俺たちどうやってオークションに出品するかとか分からないよ。」

「それは、私がやりますよ。ツテがありますから。」

「じゃあ俺たちは師匠に任せた後は何もしないでいいのか?」

「1度相手側と会ってもらうかもしれません。人を見て判断する人なので。」

「え、大丈夫なのか?」

「私がいるんです、変なことにはなりません。」

「それならいいけど。」

「準備ができたら会いに行きますから、死なないようにしてくださいね。」

「それはもちろんだ。」

「じゃあ、またね、師匠。」



「はあ、あまり会いたくはないんですが、仕方ありません。弟子のためですね。」

去っていく2人とは反対方向に歩いていくメイの顔に笑顔は無かった。

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