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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
5章 研究都市の変人
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118話 意外な才能

筆記試験が終わり、会場の入口に三人で集まっていた。

「試験は難しかったわよね?」

「まぁ、そこそこ難しかったですね。」

「私は勉強しか出来ないからこれを落とすと終わりなの。」

「私大丈夫かしら?」

「そこまで心配する必要もないと思いますよ。もう終わったことですし。」

「確かにそうね。メイは実技は問題ないわよね。羨ましいわ。」

「そうなの?」

「そうなのよ。メイってすごく強いの。しかも勉強もできるなんてズルいわよね。」

「それは羨ましい。」

「そう簡単なことではないんですよ?試験官のレベルによっては手加減しないといけませんし。」

「ほら、教官相手に手加減とか言ってるでしょ?」

「すごい自信だ…。」

「事実を言ってるだけですよ。ここの教官がSランクの魔物を倒せるなら前言撤回しますけど、そうではありませんから。」

「どういうこと?」

「メイはSランクの魔物と戦ったことがあるのよ。」

「ええ!…本当?」

「ここで嘘をつく理由がありませんよ。」

「はわ〜。すごいな〜。カレンさんも強いの?」

「メイほど強くはないわよ。特訓はしてたけどね。」

「私はドン臭くて戦闘とかまったくできないの。」

「私も最初はそんな感じだったわ。諦めちゃダメよ。」

「カレン、迎えが来たみたいです。」

「そうなの?名残惜しいけどまた明日ね。」

「うん、また明日。」


「可愛らしい子だったわね。あの子は鍛えれば強くなりそう?」

「そうですね。あの子は魔法使いには向いていませんね。」

「そうなの?」

「はい。精霊に異常に好かれているようです。」

「精霊ってエルフが信仰してるっていうアレ?」

「はい、なので精霊術士になるのが一番大成できる方法だと思いますね。」

「精霊に異常に好かれるって言うのは?」

「彼女が精霊術を使うと通常の数倍の威力が出ます。精霊術を練習して最初の頃は周りはもちろん彼女自身も危険です。幸い彼女の周りの人は精霊との親和性が高いと見抜けなかったみたいなので一安心ですが。」

「じゃあ、どうやって精霊術を使うの?」

「ある程度使いこなせるようになれば問題はありません。彼女が精霊術士になりたいと言うなら私が少し手伝ってあげてもいいとは思いますけど。」

「メイって精霊術を使えるの?」

「使えますよ。普通の方法とはまったく違いますけど。」

「ホントになんでもできるわね。精霊術って精霊と仲良くならないといけないんでしょ?どうやったら仲良くなれるの?」

「私の場合は命令してるので仲良くなってる訳ではないんですよね。普通の人の場合、精霊とは自身よりも強大な力を持った存在です。しかし、私の場合は精霊を消滅させることができます。なので強制的に動かしているに過ぎないんですよ。」

「精霊を消滅させるって自然を消滅させるってことだからね?何サラッとヤバいこと言ってるの?」

「まぁ、精霊術を披露するかどうかは彼女次第ですね。」

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