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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
4.5章 怪盗の相棒
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109話 隊長再び

お久しぶりです。用事も無事終わったのでまた再開していきます。

「次はどうするの?」

「次か。どうしようか?」

「ちょっと、何も考えてないの?」

「俺に計画性がある訳無いだろう。」

「胸を張って言うことじゃないでしょ。」

「とは言ってもな。あの後アントン商会を家探ししたら不正の証拠はバッチリあったし、任務完了ではあるんだよ。」

「他の商会は?」

「天理教団と繋がってるのはベイル商会だけだ、他は繋がってないっぽい。」

「ふーん。ベイル商会には行かないの?」

「行く必要あるかと思って。」

「まぁ、義賊だし?不正の証拠バラ撒いてきたら。」

「行くにしても調査は必須だから明日行くってのはできないよな。」

「アンタ、じゃあ今夜行くか。とか言ってたじゃん。」

「それは危険が少なそうだったからだよ。」

「ふーん。」

「行くなら怪盗シグルで行きたいしな。」

「なんでシグルで?」

「最後の締め的な?」

「あっそ。やるって言うんならサポートくらいはやってあげるわよ。」

「そこまで言うならやるか。」

その数日後ベイル商会に魔宝石をいただくという予告状が届いたのであった。


シグルの衣装に身を包んだカイトはベイル商会に来ていた。

「なんかこの服を着るのも久しぶりな気がするな。それで状況は?」

『いつも通り隊長さんが出張ってきてるわ。でも数が倍くらいになってるわね。』

「昇進したって聞いたけど本当だったか。」

『ふざけてたら捕まるわよ。気を付けなさい。』

「了解っと。」


カイトは侵入経路を探すが、どこも厳重な警備がされていた。

「人手が増えたから死角が無くなってるぜ。」

『探してるけど、ホントに穴が無いわね。あ、一つだけ監視されてない窓があるわよ。』

「絶対罠だろ、それ。」

『十中八九そうでしょうね。』

「魔宝石の場所はどうなってる?」

『二階の一番奥まった部屋に置かれてるわ。』

「それだけ分かれば問題ない。」

『アンタさっきから何やってるの?』

「結界用の魔道具を置いてるんだよ。」

『何をする気?』

「まぁ見てろって。」

『?』


グルース視点

「警備は問題無いか。」

「今のところ問題はありません。」

「シグルはどう出てくるか。気を引き締めろ。」

「「はい!」」

「隊長が大隊長に昇進されたおかげで今まで目が届かなかった場所にも人員を割くことができますな。」

「そうだな。殿下に感謝しなくては。」

『た、大変です!結界で周囲を囲まれました!』

「何?総員警戒準備!どこから出てくるか分からんぞ!」

『ガスが放出されているようです!』

「絶対に吸うな!ロクなものではないぞ!」

『これ、は…』

「おい!どうした!返事をしろ!」

「隊長!ガスの正体が分かりました!睡眠ガスです!」

「チッ!次からはガスマスクも用意しないとな。」

その時、窓を突き破りシグルが侵入してきた。

「皆さんお疲れのようですね。ちゃんと休養は取らないといけませんよ?」

「お前を捕らえれば全員に休暇を出してやるさ!総員かかれ!」

まだ生き残っていた騎士たちがシグルに殺到する。

「うわぁー!…なんてね。」

そう言うとシグルは手の平サイズの玉を地面に叩きつける。

そこからは煙が上がっていてシグルの姿を覆い隠そうとする。

「下がれ!」

嫌な予感がしたグルースは手を口に当て、煙を吸わないようにした。

シグルに殺到した騎士は全員が煙を吸ってしまい倒れてしまった。

「せっかく人員が増えたのに意味がありませんでしたね。ああ、それとこれもいただいて行きますね。」

「クソ!いつの間に!」

シグルの手には魔宝石が握られており、どさくさに紛れて盗まれていたことがようやく分かった。

だが、グルースからは笑みが消えていなかった。

前に出したキャラ覚えてる人いるの?

自分で考えたくせに作者は覚えてない。

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