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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
4.5章 怪盗の相棒
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100話記念番外編 魔剣について

遅くなりましたけど100話記念です。会話させているので長くなっちゃいました。

「メイが持ってる剣って魔剣なんでしょ?」

「そうですよ。」

「なんの効果があるの?」

「不壊の効果です。」

「壊れないってこと?」

「そうですね。ただ、手入れをしないと効果が薄まることがあります。」

「ふーん。ちょっと見せて。」

「あまり触らない方がいいと思いますよ。」

「どうして?って何これ!重すぎて持ち上げられない。」

「魔剣はある程度の力量が無ければ持てないんです。不壊の魔剣は重くて持ち上げられないですみますが、他の魔剣だと死ぬこともあります。」

「そんなこと言ってないで助けてよ!」

落とさないように必死に踏ん張っているカレンに怒られてしまった。



「酷い目にあったわね。」

「だから言ったのに。」

「さっきの話だけど力量不足の人が魔剣を持つとどうなるの?」

「基本的には死にます。炎の魔剣は火だるまになり、水の魔剣は全身が凍りつく。風の魔剣は切り刻まれ、雷の魔剣は感電し、土の魔剣は全身が石になります。だからこそ、魔剣持ちは強いと分かるんです。」

「恐ろしいわね。でもなんで不壊の魔剣は重いだけなの?」

「ただ丈夫になるだけだからですよ。他の魔剣はどれも多数の敵を一撃で屠るほどの力があります。しかし、不壊は壊れないだけ、だからペナルティが厳しくないんです。」

「ふーん。ということは私は力量が無いってこと?」

「カイトでも重いと言っていたので、この剣は魔剣の中でもかなり格が高いと思いますよ。」

「格?」

「魔剣にも格、つまり強い弱いが存在します。格が低ければ求められる力量も低くなり、高ければハードルも高くなります。」

「どれくらいの魔剣なら持てるかしら?」

「カレンなら下の中くらいは問題無いと思いますよ。」

「それはどれくらいなの。」

「そうですね。…ゴブリンの群れを一人で倒せるくらい?」

「それは強いの?今の私ならそれくらい魔法で倒せるわよ。」

「まぁ、魔剣は剣なので剣を使わない人は実際の実力より格が下がることがあるんですよ。」

「そうなんだ。じゃあ私が剣を使ってたら?」

「中の下くらいはいけると思います。Dランクの魔物を倒せるくらいですね。」

「Dランクって村が壊滅するくらいの魔物よね?」

「確かそれくらいだったはず。」

「まぁ、強いのかしら?」

「魔剣に頼りきる戦い方はよくありませんし、カレンの戦闘スタイルにも合わないので、こうして話のネタにするくらいがちょうどいいんですよ。」

「それもそうね。」

魔剣の話はどこかでしたいと思ってたんですけど、機会が無かったので、この機にやってみました。

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