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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
4.5章 怪盗の相棒
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105話 交渉

「俺たちをどうするつもりだ?」

「そりゃあもちろんお前たちの組織のことについてだ。」

「あれ?なんで何も無かったかのように始まってるの?」

「言うはずがないだろう。喋れば殺される。」

「話してくれたら保護してやってもいい。」

「これ私がおかしいの?」

「お前に命を預ける理由がどこにある?話せば殺される。話さないことが助かる唯一の手段なんだ。」

「そんな訳ないだろ。捕まるようなマヌケは殺される、それがお前たちの組織だ。お前たちが助かるには俺たちに保護されるしかない。」

「無視?無視なのね。」

「何が目的なんだ。」

「黒の刃を潰すんだよ。」

「たった二人でか?無理に決まってるだろう!」

「できる、できないじゃない。やるんだよ。お前たちは俺たちを信じるしかない。」

「クソ!」

「で、サキは何やってるんだ?」

「……」

「サキ?なんで無視するんだよ。」

「フン。」

サキはプイッと顔を背けた。

「何なんだよ。いったい?」

「お嬢ちゃんなんか大変だな。」

「はぁー、いつものことね。はいこれ。」

「なんだこれ?」

「自爆用の爆弾。」

「なんでこんなの持ってんだよ!」

「見張りたちが持ってたから分解してた。」

「そ、そうか。ありがとな。」

「とりあえず場所を変えるわよ。」

「そうだな。6人もいると大変だな。」

全員に目隠しをして運んだ。


「ここはどこだ?」

「さあな。俺たちに協力するなら教えてやってもいいぜ。」

場所は屋敷の倉庫だ。

「確かにここはバレないと思うけどさ。」

「他の人に見つかったらどうするのよ。」

「ここは使われてない倉庫だから、滅多に人は来ない。来てしまったら、少しの間不自由を強いてしまうかもな。」

「来ないことを祈るってわけね。」

「ここなら絶対にバレない。事が済んだら解放してやってもいい。話してくれ。」

「しかし…。」

「何が不満だ?命の危険は無いぞ?」

監視者の一人が口を挟んだ。

「話せば俺たちは用済みだろうが。」

「用済みだな。だからこそ、もてなしてやる。」

「その言葉が真実だと信用できない。」

「誰一人として殺していない、それが信用には結びつかないか?」

「私たちはあなた達を昏倒させた。つまり、いつでも殺せた。それがどういうことか分かるわよね?」

「分かった、話す。約束は守ってもらうからな。」

「当然だ。」


数時間後

「か〜、アジトがそんなの所にあったとは驚きだ。」

「普通に商売やってるとは思わなかったわね。その商店はアントン商会、ターゲットの一つね。」

「ようやくシッポを掴んだぞ。」

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