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前世で魔法使いだった俺、異世界で美少女になる  作者: マーベ
4.5章 怪盗の相棒
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102話 偵察

予約ができていませんでした。申し訳ありません。m(_ _)m

「ようやく王都に着いたな。」

「これで野宿しないで済むわね。」

「虫が(たか)ってきてたせいでお前ブチ切れてたからな。」

「当然よ。鬱陶しいのよ。ヤツらに慈悲はないわ。そういえば泊まるところは?」

「王都の屋敷を使えって言われた。」

「大丈夫?私たちの仕事知らない人ばかりでしょ?」

「そこは…臨機応変に。」

「何も解決してないじゃない。」

「そう言われてもな。まぁ、仕事の時だけ部屋を借りればいいんじゃないか?」

「それしかないか。」


数日後

「数日かけて調査したけど、天理教団との繋がりなんてないじゃない。」

「おかしいな。天理教団はともかく不正の不の字も見つからないなんて明らかにおかしい。」

「そうなんだけどね。義賊で通してる手前、証拠も無いのに踏み入って何も無かったでは済まされないし。」

「うーん、どうしたものか。ベルティスク侯爵の屋敷に侵入してみるか?」

「騎士団が全部押収してるわよ。」

「地下室的なものとかあるかもしれないじゃないか。」

「悪い事してる人は地下室を持ってるって考えはいい加減やめなさいよ。」

「俺のは経験則だぜ?絶対ある!なぜって?男はそういうのが好きだから!」

「期待した私が馬鹿だったかも。」

「まぁ、今のままじゃ身動きとれないし、やってみる価値はあると思うぜ。」

「それは、そうだけど。何も無かったらどうするのよ。」

「そんときは…騎士団にでも忍び込むか。」

「共犯がいるって言わないでね。」

「なんで俺が捕まる前提なんだよ!」

「当然でしょ!何人相手にしないといけないと思ってるのよ!」

「俺ならいける、なぜなら俺は!怪盗シグr!」

「大声出さないで、誰が聞いてるか分からないんだから。」

「すいません。」

「ベルティスク邸に忍び込むにしても情報収集しないとね。」

「そうだな。俺は屋敷の外観を見てくるから、内部の調査頼むわ。」

「了解。しくじらないでね。」

「大丈夫だ。慣れてるからな。」


「外はどんな感じ?」

「騎士が何人も見張ってるな。死角は無さそうだ。内部は?」

「内部も騎士はいるけど、そんなに厳重じゃないわ。あんたならいけると思う。メイさんが貸してくれたこの虫型の魔道具すごい便利ね。見た目はアレだけど…。メイさんって手先も器用なのね。」

「手先が器用という俺のアイデンティティが一つ奪われた!」

「うるさいわね。耳元で叫ばないでよ。地下に空洞らしきものは無いわね。」

「何ィ!俺の勘がはずれた…だと。」

「でも、屋根裏部屋があるみたい。そこだけ不自然な空洞があるから。」

「なるほど。つまり、俺は屋根裏部屋への道を見つければいいわけだ。」

「そういうことね。偵察は切り上げて帰ってきて。」

「了解だ。」

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