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海の底の人形は黎明の訪れを待ちわびる  作者: 川田 翠
第1章 暁の盗賊団
3/5

第2話 フードの人物

「まって‼︎」


息を切らせながらこちらへかけてくる小さな人影。フードを深くかぶっていて顔はよく見えない。


「間に合った…」


間近でみるとその人物は想像以上に小柄だった。背丈は小学一年生ほど、少年とも少女ともつかない骨格にまだ幼さを残している。


「君は一体ー?」


「いいからこっち!」


言われるがままに一歩踏み出すと、さっきまで立っていた地面が抉られた。


「僕らに気がつくだなんて君ら凄いじゃないか」


「邪魔しやがって…このクソガキ…」


まだ煙の立ちのぼる銃を持った男と戦斧を構えた男。身なりは整っていてただのチンピラには見えない。


「この人に危害を加えないでください!」


「そうもいかねえんだ、このクエストを達成すれば大金が手に入るからな」


クエスト?という事はギルドの人間か。

国の方から僕を殺せと依頼がでている? 


フードの人物が僕の方に体を向けた。

 

「私と手を繋いで!早く!」


懇願するように差し出された 握り潰せてしまいそうなほど小さな手をしっかりと掴む。


「いい?いきますよっ」


フードの下から少し光が漏れた気がした


次の瞬間 突風が吹き抜けて、世界が加速した。

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