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自己紹介⑦
「次は私が行く」
朝比奈 舞花が相変わらずに不機嫌そうな表情でチョークを手に取る。
「朝比奈 舞花。二年。好きなもの、ああ、うーん、特にない。苦手なもの、うるさい奴。特に緒方さんみたいな人」
「朝比奈さん、酷くない!?」
緒方が思わず立ち上がる。
「だって本当のことだし」
「なんで黒板に私の名前書くの!?」
「苦手なもの書くんでしょ?」
「そうだけど、何言ってんだこいつって顔で見ないで!?」
「…………ええ、私の障害は――」
「無視!? 無視しないでよ!」
「朝比奈さん、緒方さんが泣きそうだから構ってあげて」
水瀬がフォローする。
「……緒方さんの世話は加藤くんがすれば良い」
「俺かよ」
「嫌がんないでよ!?」
「私の障害は話すのが苦手です。会話がかみ合わないかもしれませんが、気にしないで。嫌なら話しかけないで。みんなへの一言、緒方さんみたいにならないでください」
「水瀬さーん! 朝比奈さんがいじめる~」




