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3話


ーーー街へと向かう道中



<剣術 Lv5 発動>

<身体能力強化 Lv6 発動>


セーラがゴブリンを片手剣で切り倒す


セーラがゴブリンを片手剣で切り倒す


セーラがゴブリンを片手剣で切り倒す


俺は魔石を拾った



俺たちはゴブリンと戦闘になったがあっさりと

片づけた


セーラが



「ふぅ、シード終わったわ」


「近くに敵はいないようね」



セーラはスキルを発動し片手剣の手入れをしている


俺はそれを黙ってみていた



なぜならば俺には戦うすべがないからだ


俺の戦闘方法とは幽霊を使役し憑依させるものだ

幽霊がいなければ話にならない


地下都市にいた時に仲の良かった大悪魔の幽霊に

一緒に旅に出ないかと誘ったが後は若いお二人で

どうぞと断られてしまった



(早く契約しないとつらすぎるぞこの状況は)



「あれっ魂食べないの?」


「誰が食うか!ゴブリンのなんか」


「まぁいいわ、それじゃあ出発しましょう。街は

 まだまだ遠いんだから」



俺は魂を喰らって自分に取り込む事ができるのだが

見境なく喰らうつもりは無い

ゴブリンみたいな下等魔獣のなんか特にだ


そう言うとセーラは歩きながらも自分の立てた計画を

話し始めた


・二人は名もなき村から仕事を探して出てきた

・墓地を探して幽霊をスカウトする

・冒険者になって依頼をこなす

・迷宮にはいる

・奴隷を買って戦力を増やす


である。それを聞いて俺は一つの不安が生まれた



「なあセーラ、随分と忙しそうだけど本当にベッドで

 ゆったり生活できるんだろうな・・・」



俺は冒険やスリルなんかよりのんびりと過ごしたい



「そ、そろそろ寝るところを探さないとね。えーと

 どこがいいかな」



そういうとセーラはあっという間に周囲の散策に

行ってしまった


(騙されたかもしれないな俺・・・・・)




一人になって心細くなった俺セーラの後を追いかけた



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「うん!今日はここにしようか」



そういうとセーラは街道にほど近い森の中に決めた

ようだ


すると小さな鞄から次々と大きなものを

取り出していく


(魔道具バッグだったのかそれ、どうりで荷物が

 少なすぎると思った)



「えーと魔道具テント、魔道具寝袋、魔道具ランプ

 魔道具水筒と魔道具警報器と・・・・・・・・」



そういいながら次々と物を取り出していく

ホカホカのシチューも出てきた



「どこで手に入れたんだよそんなの」


「ローズマリーさんにもらったの。旅に出るって

 言ったら餞別にってね。昔あちこち旅をしていた

 時に使ったものなんだって」


「ふーん、まあ有難く使わせてもらうか。歩きどおし

 で疲れたよ」


たき火の前に腰を下ろすと疲れと充実感が感じられた


当然のことながら地べたにそのまま寝ると思っていた

のでものすごく有難い


魔道具テントは風雨をしのぐ

魔道具寝袋はふかふかで暖かに眠れる

魔道具ランプは周囲を照らし

魔道具水筒はきれいな水を飲むことができ

魔道具警報器は異常があれば警報をならす


と旅をするには最高の道具が揃っていた


シチューも料理自慢のクレアさんが作ってくれた

二人の大好物だ


魔道具バッグも温度をキープできる最高品質だ



魔道具は売れば一財産になるほどの価値の高いもの

であり、魔女ローズマリーも世の中に名を轟かせた

高名な魔術師である


クレアさんもシチュー作りでは世界一といわれた

名人で本名はグリコ・クレアである



ここまで用意してくれたセーラに礼を言おうとすると

こちらをジト目で見ていた



「なんだよ」


「誰もいないからって変な事しないでよね」


「誰がするか」



こいつの父親は大悪魔なのだ。そんなことをしたら

殺されてしまう



「なによバカ!!!」



なぜか急に不機嫌になってしまいシチューを

ガツガツと食べ始めた


「おい、俺の分残しておけよ」


「うるさいバカ!」



どうやら怒らせてしまったようだ



典型的な鈍感系主人公であった



あと何日も歩き続けなければ街にたどり着かない


(俺の平穏な生活はいつ来るんだろう・・・・)



まずはセーラに全部食べられる前にシチューを

食べないとな



そういうと少年はうなり声をあげている

ウサギ少女をなだめながら夕食を食べ始めた



こうして一日目の夜は更けていった






これからどうなるのかは神のみぞ知る




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


スキルはLv3で一人前 Lv6で達人レベルです




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