④《女子高生は流行に乗る》
キャラクター
魔王《まおう/マオ》
謎のイケメン転校生。
プロローグ《女子高生はSNSのゲームを知る》
朝明るくも少し肌寒い風が吹く時間、美咲はいつも通りに私立平和高校に登校し席に着いた、すると男子生徒が、「あいつ全然倒せねぇんだよなぁ…」、と何人かで囲んで携帯ゲームをしていた。美咲はそれを見て、「何をゲームでそんなに本気になってるのかしら」、頬杖をしながら美咲は朝の空を見上げていた。
エピソード1《女子高生は夢を見る》
志穂はテストで忙しいらしく、珍しく美咲と由紀だけで教室で会話をしていた、「ねー、美咲はさ、ゲームとかしないの?」、由紀がいちごオレを飲みながら話しかけてくる。「やんないよ、うちもそれなりに暇じゃないんだ」。「私さぁ、一人の男子生徒に登録だけしてくれって言われてね、そのゲームついでに弄ってみたらまた面白くってさー!」、由紀がふふーんと自慢気に見せてきた。「ブレイク・ワールド・オンライン?」、美咲は棒読みで聞く。「そう!、これが今流行りのゲームなんだって!、私はたまに寝る間も惜しんでやってる時あるんだーっ!」、更に由紀はゲームの中身まで見せてくれた。「なんでも基本無料で遊べるゲームでね、あ、ほら、こんな感じ」、その画面にはSRと書かれたカードとレベル40と上に書いてあった。「へぇ?、これって凄いの?」、と美咲。「凄いも何も苦労したんだよ?、でもこのSRより上にあるのがURとかLRなんだけどー…流石にそこまでは課金するか自力で入手するしか無いんだよねー…」、由紀は携帯をポチポチしながら話す。「なるほど、因みに概要は?」、美咲は少し気になった。「このゲームはアクションRPGゲームって言って、運営さんがイベントを開催させたり楽しい行事も多数あるんだよ?、アイテムのイベントや強敵が出現するイベント、みんなで協力したりも出来るよ」、美咲はここまで聞いて思った事がある、どこにでもありそうなゲームだなと、しかし……、「イベントのボスも中々強いんだけどね、ストーリー上のボスだけは『絶対』に勝てないんだよ」、由紀が真剣な口調で話す。「ストーリー上のボスは倒せない?」、美咲は少しだけ苦笑いした。「上級者、古参の人達でもダメージも与えられないんだって!、マップ99-1層のイケメンボスに!」、どんだけマップあんねん…。美咲はそう思いつつも、「ふーん、じゃあ私もちょっとやってみようかな、倒せない敵なんて中々面白いじゃない」、美咲は早速ポケットから携帯を取り出したが…。「おー!、美咲やるなら私のアカウント貸してあげるよ?、私も最近忙しいから…」、えへへ…と苦笑いの由紀。「良いの?、でもそれって由紀の大切な…」、「うん、確かに大事だけど美咲になら託しても良いかなって…一時的にだよ、一時的にっ!」、多少躊躇したが美咲は由紀のアカウントを借りたのであった。◆帰り道、美咲は一人だった、由紀と志穂は勉強会でいない。「ん〜…どれどれ…」、携帯を見ながら考える、なんかクエストやらガチャやらってのがあるのがわかるが…ストーリーに99-1まで作る運営は一体何処の馬鹿なのか、一度顔でも見てやりたいものだ。「設定は見といて…また明日にでも学校で由紀に聞くかな」、そう言って美咲は携帯を閉じた。◆夜になり、お風呂も済ませて二階に行きベッドにぱふ…っと倒れ込み携帯を持ちアプリのゲームを開く。「とりあえず今日はギルドのメンバーとかと話をしてみよう…」、ポチポチと押してギルドのメンバーを確認すると…「うわぁ…強そうな人ばかりだ…」、私より二十も四十も強者ばかりだ、「とりあえず話しから聞いていこう」◆ユリア:『すいませーん』。今気付いた、この子の名前ユリアって言うんだ、何気に驚いてる美咲。すると…。ユーマ:『お、俺らのアイドルユリアちゃんじゃん』。アイドル?と美咲はもう既に色々不安になっていた。ユリア:『え、えっと…もし良ければ99-1のボスに行きませんか?』、そして数分して返って来た言葉が…。ユーマ:『そいつは…無理だ、スタミナを使いきって帰らされるだけだ、ダメージだってまともに喰らうかわからないんだ』、由紀の言った通り、99-1のボスは勝てないらしい、ユリア:『一度だけでも…お願い…出来ませんか?。』ユリアと言うキャラクターは上目遣いをした、するとユーマや他のユーザーさんが…。ユーマ:『よし、行こうか。』チョロかった。◆99-1は綺麗な海のステージだった、まるで終わりを示すような…。ユーマ:『ユリアちゃんは後方でバフを頼む、1ダメージでも与えて帰れば俺たちはもっと認められる…!』。ユーマは片手剣を使う種族、剣士だ。私はヒーラーらしい。ユリア:『わかりました、頑張ってくださいねっ』、チャットが終わった頃に、奴が私達の目の前に一人でに現れた。魔王:『さぁ…始めようか。』
エピソード2《女子高生は真実と向き合う》
魔王:『さぁ…始めようか。』、魔王はそう言うと禍々しい片手剣をこちらに向けてくる。ユーマ:『あれは蛇剣だ、あいつの剣は伸びて鞭状になるから気をつけて!。』、どうやら遠距離戦で瞬殺されるかも知れないと言うことか。最初から終わりのような気がして来た。ユーマ:『はぁぁぁッ!、爆炎剣!!。』魔王に対していきなり大技を決めに行くユーマ、爆炎剣はまるで剣を炎を包み込むように魔王に斬りにかかった、が。魔王は確かに命中したがMISSと表示されて魔王の一振りでユーマが飛んで行ってしまった。ユリア:『なんで…?』。すると他のユーザーが。スネーク:『あいつの回避力が凄まじいから当たり判定が表示されないんだ!。』、ゲーム世界に置いて世の理など例外に過ぎない、魔王は常識をすらを超越していてこの世界に堂々と立っている、勝てるはずがない…。そこまで考えてユリアは閃いた、武力介入して歯が立たないならば…、これは賭けだ…、そしてついにユリアが…。ユリア:『お願いです、そこを…どいてください!!』。魔王の前まで、息が当たりそうなくらいまで近付き説得をする。魔王:『なんの…つもりですか?』。明らかにユリアを睨む魔王、しかし少し頬が赤くなっている。ユリア:『私は…貴方が──…!』。◆そして次の朝。美咲はもう顔がトマト見たく赤くなりながら学校へと登校してすぐに机に頭を伏せた。「あれ、どうしたの美咲?、風邪でも引いた?、それとも寝不足?」、前者でもなければ後者でもない。「なんでも、ないし」、もう声も恥ずかしさのあまりに出ない。そして登校して来た男子生徒達が…、「おい昨日魔王が倒されたらしいぜ!」、「いや、なんでも一人のユーザーが…」、「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」、美咲は思い切り発狂してDクラスの生徒全員が美咲を見た、すると一人の男子生徒が扉を開けてガラガラ…と入ってくる、そして…。「そうですね、確かにそのボスは攻略されました…、そう、相原さん、貴方にね」、にこりと堂々と美咲の前に立っていたのは、「ま、魔王…」、美咲は小声でそう呟いた。◆Dクラスの男子生徒達はアホだから魔王が魔王に見えてないらしく普通の転校生だと思っている、女子生徒はゲームなんかしてないのか転校生としか思ってないだろう、多分。美咲は魔王の手を握り小走りで教室を出た。そして屋上に出た「なんでアンタがこんなところにいんのよ、てかどうやって来たのよ」、言いたいことがまだ山ほどあるのだが。「貴方もご存知なハズだ、昨日の今日で、まさか忘れたわけではありませんね?、そう、僕は…」。それは昨日のボス攻略戦の時だ。◆ユリア:『私は…貴方が──…!』、『大好きです…!』、ユリアと言うキャラクターは今にも泣きそうな顔をして魔王の両手をユリアの豊満な胸の近くまで持って行き握る。そして魔王はそれを振りほどく事なく。魔王:『こんな攻略のされ方は君が初めてだ…そうですか、わかりました、99-2を開放権限します』。魔王はそう言って昨夜光に包まれて消えたのだが…』。◆「……」、美咲は正直迷っている、もしあの告白が嘘なんてバレてもしたらこの世界まで滅ぼしかねないだろう。「それにしても君はユリアに似ていませんね…本当にユリアなのかさえ定かでは…」、うーむ…と顎に指を当てて美咲の息が当たるくらいまで近付いて来た。「わ、私がユリアよユリア!、でもそうね…アンタの事は…そう、マオって言うわね」、即興だがこれしか今は思いつかなかった。「僕は…マオ、ですか…良いですね、気に入りました」、クスッと微笑んでくれた、屋上の夏の風が優しく私達を包み込んでくれた…。
エピソード3《女子高生は儚い夢に浸る》
帰り道、今日は母さんに夜遅くなると連絡を入れてマオと一緒に学校を出ることにした、「手を繋いだら魅力なんじゃないだろうか?」、マオはそう言うと美咲の手を握った。「え、うう、わわ…!」、いきなり過ぎて状況が把握出来ずに戸惑う美咲。「こっちの方が、より恋人っぽく見えるはずだ、それと…これから何処に寄るつもりだい?」、マオは美咲の事を気にせずに会話を進める。「じゃあ、ゲームセンターにでも寄ろうか」。◆最寄りのデパート内にあるゲームセンターに着くとまずマオが目に入ったのが、「ボクシング…?」、いくら腕力があるか比べるゲームなのだが…。「なに、もしかしてアンタそんなことも…」、まで言って気が付いたが知るはずもない、そもそもマオはゲームの住人…魔王なのだから。「丁度良い、僕も腕が鈍ってないか心配してたんだ」、てくてくと歩いてそのゲームの前まで近付くマオ、あれ、そもそもお金は…?。「あ、相原さん、これどうやってプレイするんだい?」、なるよなぁ…。まあ、まずは私が試してみるからアンタは後ろで見てなさいよと言いつつマオを退かし、「見てなさい、行っけええええ!」、バチーンと赤い的に美咲のパンチが炸裂して、「ポイントは…なんだ20位か、まだまだね私も」、はい次はマオね、この硬貨でプレイ出来るからとマオに100円を渡す。「わかりました…行きますよ…?」、ハ…ッ!、バチーン…ッ!!。あまりにマオのパンチが強すぎて殴った衝撃でパンチングマシーンが轟沈した。その後は店員が来たので急いでマオの手を引っ張りその場を後にした。◇「アンタさぁ、やりすぎよ」、マクドナルドでアイスコーヒーをずずっと啜りながら話す。「すいません、物事には常に本気だったもので…どうやら手加減という事が出来ないらしいです…」、マオはゲームの世界の知識しかなくて、現実世界でのルールは皆無だ、何だか美咲が申し訳なくなる。「だー、わかったわよ、今日はもう夜も更けて来たからさっさと帰りましょ」、美咲が時間を見たらもう午後の七時を過ぎていた。「そうですね、今日は一日ありが…」、その時…パラリラパラリラと外から音がする、どんだけ時代離れしてんのよ。「どうやら外で喧嘩しているらしいですね」、マオの直感は正しく急いで外に出てみると…。「まるで、戦争ね」、思わず半眼になる美咲。すると…「あァん?、なんだテメェラ見てんじゃねぇぞ?」、金髪リーゼントに釘バットのおっさんにバレたら、その他の部下らしき人達にもバレた。「もう放っといて行こマオ…」、そんな声マオに届かず…。「貴様ら、薄汚き、汚らわしい姿で我を見るな、今すぐに消えろ」、マオが今日初めて清々しいくらいのイケメンから表情を消した瞬間だった、美咲を庇うように左手を伸ばす。「はァ?、舐めてんじゃ…」、暴走族が殴りかかる瞬間…!。「──闇の波動」、美咲には効かなかったがブォンと鈍い音、波動と共に暴走族は次々と倒れて行った。「あ、アンタ…」、美咲は驚きのあまり声が出せなかったが、警察とパトカーのサイレン音でハ…ッ!と我にかえる。「相原さん、今すぐ逃げますよ」、今度はマオが美咲の手を引っ張りその場を後にした。◇ビル屋上にて、「うわぁ…大騒動だこりゃ…」、ビル屋上から街を見下ろす美咲。「ふふっ、イベントみたいで楽しいですね…」、こんな時にアンタ一人で楽しんでんじゃないわよ。「あ、そうだ、アンタを連れて行きたい場所があるんだけど良いかな?」、マオは頭の上にクエスチョンマークを出してそうな顔をしている。「ま、着いたらわかるって」。そう、これはまだ中盤に過ぎない物語…。
エピソード4《女子高生は決心をする》
夏の夜風に吹かれ都会のビルを歩き美咲とマオが次に向かった先は…。「ペット…ショップ…?」、マオは初めて見るだろうがここは美咲のお気に入りの場所だ。「さ、入ろっか」、ウィーンと自動ドアが開くと、「うわぁ…可愛い動物ばかりだ…」、マオは目を光らせていた、わかるよその気持ち。「うわぁ…犬がいっぱいいる…モコモコしてそうなのもいるね!」、まるで子供のように陽気でいて無邪気に檻の中に入れられている犬を見ている。美咲はレジカウンターの隣にその子犬のストラップが売ってあったので、「これ二つください」、美咲はレジ係のお姉さんに頼んで購入した。「ほーら、相原さんも一緒に見に来なよ!」、えへへ…っと微笑みながら呼んでくれてる。「ね、この子犬とっても可愛いでしょ?」、美咲がガラス手前まで顔を近付けて言う、するとその隣からマオも、片手サイズだね、と近付いて来て…。うん、可愛いよね…って、いつの間にか美咲とマオの顔が近かったので美咲は急いで仰け反った。ま、まったく…。◆ペットショップも堪能してもう夜の八時を過ぎていた。「流石に疲れたね…」、美咲は近くのコンクリートの壁にもたれていた。「そう?、僕はまだまだ足りないくらいだけど」、指をパチパチと鳴らすマオ、普通に体力ありそうだ。「じゃあ、僕はもうそろそろゲームの世界に帰ろうかな」、美咲に背を向けて話す。「……」、美咲は俯いたまま黙っている。「相原さん…?」、マオが美咲を見ると…。すーすー…と静かに寝息を立てていた、今日一日美咲も色々あって疲れていたのだ。「ふふ、仕方がないなぁ…」、マオはその場で美咲を自分の膝に寝かせた。この時マオが空を見上げた時、まるでプラネタリウムに来たくらいに星が見えて綺麗だった。「あれはね、夏の大三角形だよ」、目を覚ましたのかうっすらと目を開けて話す美咲。「よくわかったね、あんなに星が見えるのに」、マオには違う世界の住人だからなのか星がたくさん見えるのだろうが私にはいつもと変わらない夜空にしか見えなかった。「私、眠ってたね、ごめんね…」、はは…と苦笑いする美咲。しかし、「良いよ、せっかく恋人の寝顔が見れたんだから」、人が恥ずかしくなることも平気で言うマオには少しの恥じらいもなかった。「星よりも君の方が綺麗だよ」、マオはにっこりして美咲に言うも…。「どこでそんなくさい言葉覚えたのよ」、ふふっ…と笑う美咲、でもちょっと嬉しかった。◆夜の八時。私達は家の前の公園に移動した。「今日はここまでで良いよ、ありがと」、と美咲。「は、じゃなくて…僕はもう帰らないといけない、ゲームの世界に」、マオは真剣な眼差しで美咲を見つめる。「……そう、また…会えるよね?」、今回だってこの現実世界にこれたのだからこの先もきっと…。「ごめんね、もう僕はここには、君のいる世界には来れないよ」、マオは優しく微笑みを返す。「あ、そうそうそういやこれ…」、美咲はさっきペットショップで購入した子犬のストラップを一つ手に出した。「これ、アンタのだからあげる、大事にしなさいよね」、マオはそれを受け取ると…。「ありがとう相原さん!、これ、大事にするね」。そうだ、泣いて別れるなんて事をすれば私もマオも気持ち良くない、だからこそ美咲はマオに背中を向け唇を結び静かに涙を流した、たかが一日知り合った人、と言うかそいつが魔王でも今日一日が壮絶で楽しい一日で、ようやく友達だと言える人が、今日ゲームの世界に帰る、それが悲しくて悔しい。「相原さん、今日までありがとう、僕はまだもう少しいたかったけど…楽しかったよ」、マオは足から光の粒子が出ていてそれは夜空に儚く舞う。美咲は涙をぐしゃぐしゃと服で拭って…「そのストラップ、私とお揃いだから大切にしなさいよね」、何だか馬鹿らしくなってつい、くす…っと笑ってしまった、それはマオが美咲に向かって、最後の最後まで笑顔を見せてくれたから、こんな些細な事でも、美咲は嬉しく思えた。
エピローグ《女子高生は過去を振り返らない》
翌日。朝は晴天、もちろんセミも鳴いていて暑かった、気怠そうに学校に登校して席に着く、はぁ…暑い…。そして隣から由紀がハイテンション、いや、(いつもよりハイテンション)で美咲に詰め寄ってくる。「おはよーっ、美咲!」、あーもう、セミよりうるさい由紀。「…んで、用はなによ」、怠そうに頭をポリポリかく美咲。そして唐突に由紀が携帯を見せてきた「ねーねー!、この99-1のボスさー!、討伐されてたから見てみたらさ!」、そこまで由紀が話すと美咲は神妙になり急に頭が冴える。「なんかシルエット真っ黒になってるけど次は99-9のボスになって帰ってくるらしいんだけどね?、あ、ほらここの剣の鞘、ちょっと薄黒くなってるけどよーく見て…」、美咲は、ん…?と由紀の携帯を睨むように目を細め…、そこで、あっ!と気付く。「ねー?、これ(子犬のストラップ)なんだよ?、凄く可愛いよねーっ!」、確かに薄黒くなってて分かりづらいけど剣の鞘には昨夜美咲があげた子犬のストラップが着けてあった。「ふふ…ちゃんと大切にしなさいよね、無くしたら承知しないんだから」、美咲は方杖をして微笑んだ。「ん?、美咲なんか言った?」、由紀がこのこのーとじゃれてくる。「なんでもないからやめろ…!」、美咲は嫌がり仰け反りつつも、少し嬉しさの微笑みが顔に出ていた。
終わり
あとがき
初めましての方、初めまして。お久しぶりの方、お久しぶりです。ぶっちゃけ言いますけど、みんなゲーム好きですよね!、私も好きです、だからこんなのはどうかと。『ゲームの世界から何か(一つ)出てくるとしたら?』をコンセプトに書いてみました、私なら…良いですか?、例えばですよ?、美少女が空からやって来た!とか、ね、あるじゃないですか。ちょっと日常離れした日常も悪くないですよね、少なくとも私はそう思います、因みに美少女が空から落ちて来てもとても拾えるとは思えません。すいません美少女。それでは最後になりましたが、この本を読んでくれた読者達に祝福あれ。