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記憶
もしも記憶が取り出せて保存出来たら
どんなに良い事だろう
楽しい記憶
嬉しい記憶
色褪せずに鮮明に思い出せれば
それを糧に生きていける
しかし記憶は
手に掬い上げた砂のように
グラスに注いだ水のように
零れ落ちていく
悲しい記憶
苦しい記憶
は、根深く心に生えて私を苦しめる
だけどね
それを乗り越えた時には
君の糧となる
だから逃げないで 前を向いて
悲しいときには泣けばいい
苦しいときには助けを求めればいい
歩みを止めてもいい
立ち止まってもいい
ちょっとは休憩しないとくたびれちゃうからね
これからまだ君の旅は続く
君の旅に幸あらんことを