第六十二話 炎拳
タイトルの第が抜けるとかw
「炎拳ッ!でいいや!」
ココロが拳に炎を包ませて構えている。
「付与…!」
アイレンは短剣に炎を包ませる。
「纏え、第一の構え…纏風ッ!」
僕は体に風を纏わせる。
「…アローエッジッ!」
なっ…
シオリが知らない技を…
いつもの矢より攻撃が強くなるのかな…
シオリの放った矢は鳥野郎に向かっていくけれど、それを息をするかのように避けている。
…当てられないか…
「っく…!当たらない…!」
「ほっほほ…遅いですよ…次は私の番ですが…」
鳥野郎は上空からさっきのように炎の塊を降らしてくる。
「…ッ!みんな僕の近くにッ!…お願いだけどみんなを…ああッ!時間的に無理か!」
一か八かだ!
出来るか分からないし、出来ても魔力がキツいかな!
「炎の守りよッ!展開ぃッ!炎…盾ッ!!」
両手を空にかざして、大きな炎の盾をイメージする…
体の魔力を…
盾にするように…!
こうか…!
「いけっ…」
展開は出来た…
けれど…もつかな…
魔力ってものを少しは分かるようになったけどさぁ…
手からそれが出ていくのを感じる…
しかも大量に
しかも炎の塊がその盾に当たるたびに魔力の放出も多くなる。
…いける…?
「ほっ…ほほ!これは…なんとも…」
その呟きを聞くと同時に雨の様に降っていた炎の塊が止んだ。
僕の盾ももう必要ないので盾を消した。
「す…ごいよアキト」
シオリが感嘆の言葉を漏らしてくれた。
纏風は…あと少しだな…よし
「に、兄ちゃん?」
僕はココロを肩車した。
「ものは試し。いくよ!」
「えっ何がっー」
僕は勢いよく跳躍する。
いけるもんだね…!
鳥野郎と同じ土俵に立てたよ…!
「…分かったよ兄ちゃん!」
そう言ってココロは僕の肩に足を乗せて鳥野郎に飛んだ。
「当たれぇえッ!」
そういってココロは拳を鳥野郎におみまいした。
「ッ!…ほっほほ…少し油断しましたよ」
「…くぅ…!」
僕は着地と同時にココロの着地場所へとかけ走る。
そして見事にキャッチ
「っとぉ!どうだった?」
「まだ全然…だった…」
倒せたらいいなぁって思ってただけだけどね
「仕方ないよ」
「…ほっほほ!ですが少し疲れましたね…」
鳥野郎が地面に降りてきた。
…今叩けるか…?
そう思っていたら鳥野郎が炎に包まれ凝縮されていく。
それはだんだんと人の形になり、ついには人へと成り立った。
「ほっほほ…私も少し疲れましてね…ですがあなたたち程度、この姿でも平気ですよ」
そう言った瞬間、カンッという軽い金属音がした。
「うぅ…ッ」
アイレンが男に短剣を降り下ろしていた。
止められちゃったけど
「おやおや…ほっほほ!見てくださいよ!こんな簡単に短剣が止められましたよぉ!?」
髭を生やした老人が若干興奮げに話している。
「キツいよぉ…」
アイレンがこちらに戻ってきて言ってくる。
「それで手加減って…」
「みんなでかからないと負ける…!」
「僕も…がんばる!」
「私も…出来る限りやる!」
アキト(あまり長く戦闘もしてられない…リュウたちがまだいるから…!)




