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第六十一話 主犯

今回結構みじかー…

「なんだ…この爆発音…!」

「地面が…揺れてる…」


僕とチカは先ほどまで対峙していたが今は手を止めている。

謎の爆発音に注意を向けているからだ。


「チカ姉…」


幼い少女…

リリィだっけ…

その子がチカの所に駆け寄っていった。


「リリィ!?なんでもどって…」

「…私がいなきゃ…チカ姉心配…」

「…はぁ…しょうがないなぁ…」


心配って…

てことはシオリたちは僕の事が心配じゃないみたいな事になりそうだけど


「…アキト!」

「兄ちゃんッ!」

「アキトさん!」


噂をすれば…かな


「どうしたの!」


僕が質問する。


「リュウさんたちが!」


リュウたちが…?

さっきの爆発音関連…?

嫌な感じしかしないぞ…


「…今行く!チカさん!勝負はお預けでッ!」


返事を待たず、僕らは王の間へ向かう。





2階へ上がろうとしたが…

階段が途中で壊れてしまっていて王の間へ行くことは出来ない。

リュウたちはどこへ…と思って壊れた下を見てみると

…煙に混じって黒い影が3つ…


「リュウ!フィリアさん!レイ!」


後先考えずに下へ降りる。

あまり高くはなかったけれど少し足に響いた。


「おい!リュウッ!」


そっと口に耳を近づけてみる。



微かだが息をしているのがわかった。


「フィリアさんも大丈夫よ」

「レイさんもー!」


よし、どっちも大丈夫みたい。

っていつの間に降りてきてたんだ…


「だけど誰がこんなことを…」

「…炎の鳥よ」


シオリがそう言ったので何か知っていると思い、話を聞いた。

王の間からレイと合流し、炎の鳥から逃げていたとき、炎の鳥から膨大なエネルギーを持った炎の塊を撃ってきたらしい。

それを止める為に3人は残ったという。


「それでこんな…」




「ほっほほ…城を全壊させるつもりでやったのですがねぇ…」


声がした…

上から…?


上を見上げると、鳥の様なものが翼を動かして降りてきた。

…あれが…さっきの炎の鳥…


「アイツが…?」


拳を強く握る…

なんで…リュウたちを…!


「…おや?ほっほほ!これはこれは…この人たちのお仲間ですか…」


鳥野郎が言ってくる…

口を…開くな…


「その目は…あなたたちも3人と同じようになりたいようですね…」


ココロは拳を固く握って鳥野郎を睨み付けている。

アイレンは震えながら短剣を構える。

シオリは弓を出し、矢を引き絞っている。


「やれるもんならやってみろよ…」


なんだ…これ…

自分じゃない…みたいだ…


「私たちは負けない…」


シオリがそう言うとさらに力を込めている。


「僕らだって…レイ兄ちゃんに助けて貰ったから!」


レイの事を心配するようにココロは言った。

アイレンもそれに同意するかのように首をコクコクと縦に振ってる。

…僕は…


「リュウを…!人を傷つける事は許さない…!」


僕は相棒…

風切りの太刀を鞘から抜いた…


「僕らが…お前を倒すッ!」


刀を鳥野郎に向けて言うのだった…


「ほっほほ!…何人でも結構ですよ…まとめてかかってきなさい!」


鳥野郎の羽ばたきが強くなり、風が巻き起こる…


「いくよッ!みんな!」

チカ「…チカたちはどうする?」


リリィ「…お兄様…助けたい」


チカ「そうだね…チカたちは王の間へ行こう!」

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