第19話 ★ティーチャー・トーク・デ・SHOW★
前回の予告の通り、オチが非常に悪いです。
ご了承くださいm(_ _)m
ここは生徒会室。多目的室の3分の1を改造しただけの狭い室内だが、それなりに充実した場所である。
パソコンは3台。そのうち2台はノートパソコンだが、1台はデスクトップという、結構生徒会費の消費が多いと噂されている訳だが、生徒会本部の人間はそんなこと知ったことじゃない。担当の松田先生が技術家庭の先生だから、機械的なことは敏感で、何でもかんでもリニューアルしたのだという。
そんな生徒会の本部役員を紹介しよう。
生徒会長・藤崎晴也。洋楽が大好き。しかし、ポーカーフェイスだが考えは幼稚。いつも副会長や議長に助けられている。3年1組所属。
副会長・南田博。通称はかせ君。マニアックでオタアニメにハマっている。成績はトップ。3年3組所属。
副会長・藤崎純。会長の弟。顔や声も性格さえもそっくり。2年1組所属。
書記・国文亜衣。先代生徒会長の妹。姉に似て真面目な女の子。2年2組所属。
書記・山谷ひかり。ほぼ習い事で生徒会に来るのことのない優等生。2年3組所属。
会計・田沼紗奈。通称さぁな。花帆の代わりに入った雑学の知識が豊富なキャラ。3年1組所属。
会計・尾崎惇。女の子みたいな風貌の美少年。が、からかい始めると達者。2年1組所属。
議長・村木モナミ。おさげの茶髪掛かった長い髪が特徴!所謂文学少女。でも、精神年齢は下手な大人より大人。3年2組所属。
副議長・坂本竣介。オール5というずば抜けた成績の持ち主。2年4組所属。
以上だ。そんな愉快な仲間たちも、放課後になり集合する時間だ。ぞろぞろと例の生徒会室に集まってくる。
「こーんちわ☆」
「やっほぉ~」
その中、モナミがいつもよりニヤけながら扉を開ける。
「いやぁ、今日の6時間目の英語は面白かったねェ~」
「ねェ~って、2組モナミだけなんだから誰も解らないって。」
「はいはい、スイマセンデシタっ!しくしく・・・・」
色々ツッコまれるが、モナミは吹き飛ばす。
「で、英語なにがあったって?」
「さぁな。ですな。」
さぁながモナミに聞き直したその直後、はかせ君の寒いギャグが返ってきた。
「シラケることやめろって!」
「アアッ!いたいいたい。」
そして生徒会長・晴也VSはかせ君のレスリングが始まる。定番なので、皆スルーb
気を取り直して、モナミが口を開く。
「授業が始まって、先生入ってくるでしょ。その時にさ、“呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん♪”って効果音発しながらドア開けてさ、その場一瞬空気止まったんだよね。」
「プッ」
「伊東先生ならやりかねません・・・・・」
2年生のひかりと亜衣も入ってくる。
「うんうん、伊東先生って天然で面白いところあるよね。声でかいし。」
「あ、歌は上手いらしいよ。斉藤先生が言ってた。ホントホント。」
「なんか意外だね。でもさ、伊東先生が人気なの、解る気がする。そういうところで。」
頷いた時、モナミはハッとして再び話題を振りかけた。
「そう言えばさ、この頃学年で人気な先生っていうの流行ってない?」
それを肯定するのはやはりさぁなだ。
「そうだね。“新城Tカッコい~”とかよく耳にするし。」
そして、閃いたようにホワイトボードに寄る。ほぼ出なくなった黒インクのマーカーのキャップを取ると、わくわくしたように笑った。それを見て、モナミは小首をかしげる。
「生徒会でも、人気先生ランキング作ろうよ!」
「おぉ!確かに、暇だしね。やろうやろう!」
・・・・・そう乗る気なのはモナミとさぁな、ひかりに亜衣だけで、他の人たちはシラケた様に彼女たちを見やる。
「またくだらないことを・・・・・・」
「うるさいなぁ!アニメオタは黙ってなよ!」
「ズバリ僕はオタクではなくマニアです・・・・・☆」
何気に語尾に☆をつけるはかせ君と晴也はまたしてもレスリング開始。さっきまで興味に満ち溢れていた女子2名もすこし気力を失せこませながら、ホワイトボードに書き始める。
“人気な先生ベスト3☆”と書き終えて、モナミは要らない紙にそれをまとめ始めた。
「んー・・・・私的にはさ、3位ってやっぱ伊東先生っぽいんだよね。ホラ見て。」
3人にモナミは自分がまとめた紙を見せた。3人は“わかる~!!”と言わんばかりに大きく頷く。
「確かに!私もそう思った。じゃあホワイトボードにそれ丸っきり移すね!」
文章力のあるモナミのまとめ方は誰から見ても凄かった。丸々写し、さぁなは読んでみる。
「3位、伊東先生。理由、チャーミングで天然。ふわふわしたマイペースなキャラで、その独特なキャラに対する生徒たちの対応とか含めて主観的にも客観的にも面白い。でも、日常で発せられる英語の発音は何気に良い。(言い訳はいつも英語だから全く意味不明ww)以下のことから・・・・・・・か。いい、いい!」
「因みに2位はなんですか?」
ひかりに問われると、再びモナミはまとめ始める。
「こんなのどぉ?」
それを見る3人の表情は満足そうだ。
「うん。1位ではない気がする。でも、上位に上がるよね。」
「「「斉藤先生!!」」」
ホワイトボードに移した文字を読み始めるさぁな。
「2位、斉藤先生。理由、香水の匂いが半端ない。日々のトレーニングと体質のせいか、筋肉質な体つき。腕の筋肉の血管とかヤバいし、ギターの弾き語り上手いし、スキーの指導員資格持ってるのに“自分はまだまだだ”と言ってるなど、何を目指しているのか不明。子供は高校の市内トップ校に所属していて全国で文化的(ピアノとか声楽)の成績も残しているのに、それっぽくはなさないで寧ろバカっぽく話し、奥さんも美人っていう噂なのに動物扱いしてるし、そのような話を活きた言語教育として話すところが生徒に面白い影響を与える。理科の先生なのに国語が得意という(笑)以上のことから。」
「私もそれ、思いました。2年生でも理科の担当してるんですけど、話が面白くて!」
「生徒思いだよね~!!」
「でも、1位はやっぱり・・・・・・」
モナミが口を開くと、声を揃え出す4人。
「「「「駿河先生!!!」」」」
「これはさ、皆一緒だと思うな。全学年共通で数学教えてるみたいだから。」
「ね。細いし、イケメンだし。」
「クールだけどさ、時々熱血になるよね。昔は熱血教師だったみたいだよ。その矛盾がいい!!」
「そう言えば、授業中なんだけどいつも“私”って言ってるじゃん、真面目だから。」
「うん。」
「それがさ、ある授業で、計算式書いてるときなんだけど・・・・・
『先生、それ答えX=7じゃないですか?』
『うん、俺もそうなった。』
『嘘?』
『いや、ホント』
素早く問題式を見直した駿河先生は独り言のように呟いたの。
『あー・・・俺が間違ったのか。ここね。ごめんごめん。』
まるで噂の昔の熱血駿Tみたいだったよ。喋り方が・・・・・・。その教室内は驚愕の渦だったわ。」
そのさぁなの言葉に対し、羨ましそうに見るモナミ。
「え、そんなことあったの!?いいなー!あ、あと昔の生徒会であったことなんだけど・・・・・1年生のとき、晴也がいつもいつも生徒会室のどこかしら壊してたのね。当時生徒会室の管理人は駿河先生でさ、困ってた私たちは駿河先生に協力してもらってドッキリ大作戦を仕掛けようと思ったの。それが、駿河先生演技上手くてさ・・・・・
『失礼。どうだ、最近は。』
『順調でーす♪』
『・・・・?なんだ、この傷は。』
駿河先生は事前に報告してあった壁の傷の箇所に近付いて静かに言った訳。案の定、晴也はギクッってね。
『えっと・・・・それは・・・・・・』
『晴也がピンポン玉で破壊しました。』
『オイッ!?』
『・・・・本当なのか、それは。』
『は・・・はい・・・・・』
『ふざけるんじゃねぇよ!』
この時の設定は、久々に駿河先生が怒鳴り上げたという事だったのよ。だから、その声は凄まじくてさ・・・
『公共物を大切にできない生徒会役員なんて必要あるはずがないだろうが!』
そこら辺の椅子を蹴っ飛ばした駿河先生は晴也の胸倉掴んで物凄い怖い顔してた。
『担当の松田先生に知らせたっていいんだぞ・・・・?正直に謝ることができない生徒が、私は一番大嫌いなんだよ!!』
このまま続けるのも可哀そうだと判断した私たちは看板に書いた“ドッキリ大成功!!”を掲げて晴也の前に出したよ。晴也は腰抜かしてたね。
『駿河先生・・・・マジで怖かった・・・・・・』
その時の駿河先生の悪戯っぽい笑顔、見せたかったなぁ。ね、晴也?」
急に話題を振られて、晴也は?マークを浮かべた。
「面白いところあるんですね。」
「面白いと言えばさ、1組でウケることがあったんだ。」
1組所属のさぁなは含み笑いを浮かべながら話し出す。
「数学で、前の方の席が無駄話してたんだ。自分が前の席だって自覚してないかのように楽しそうに話してて、そこに喧しくなった駿河先生が注意したの。
『野坂、うるさい。』
『いや、先生聞いてくださいよ!』
『嫌だね。』
『でもね!?』
『断る!』
そのやり取りに1組は爆笑だったわ。
女子バスケ部が体育館に忘れ物したときもね、1組にやってきて
『これ、ありさのだろう?』
『あ、そうでーす!ありがとございマース!!!』
それで、渡した駿河先生は嬉しそうなありさを前ににやって笑って
『ありさ』
『ん?』
『馬鹿』
そう呟いて出て行ったんだ。馬鹿にするような言い方っていうよりは、愛情表現で言ってるみたいで温かくなったんだよね。」
「いいね、優しい♡じゃ、結論は、生徒を愛して面白くて演技が上手い。ってことだね。」
「はいっ!」
満足そうな女子約4名。
一方、職員室ではというと・・・・・・・
「「「ハックシュ!!」」」
伊東先生、斉藤先生、逞真の3名の教師が同時にくしゃみをするという事件が発生していた。
「え・・・え?」
「今、同時でしたよね?」
「いやぁ、不思議だなぁハハハハwwww」
「伊東先生、そんな他人事のように・・・・・」
「ただの寒気でしょうか、それとも誰か噂でもしてるんでしょうかね・・・・?」
逞真は冷や汗を拭いながら、不思議そうに辺りを見渡していたのであった。
さて、次回からまた騒動が始まります!
その内容とは・・・・・・
お楽しみにぃノシ




