強き子供の日記
家の中で歌を口ずさみながら絵本を読んでいる子供がいた。
外見は銀色の髪に、赤い瞳という珍しい外見だった。
私の名前は「フィレナ・オータム」である。
私は世に言う「呪われし子」らしい。しかし、残念ながら私にはその認識が全く無い。
こう言うと周りの人間は、哀れみの目を向けたり目を背けたりする。たまに特に気にせず接してくれる子がいるけど、時間が経つにつれて私から離れていく。
お母さんは、「産んじゃって、ごめんね」と泣きながら言っているけど私を産んでくれなかったらお母さんと会えていないし、美味しいご飯も食べれないから私は産んでくれたことに感謝してる。
私は自分のことが一番好きだ。周りの子とは少し違う銀の髪の毛とか、赤い眼も可愛いから気に入ってる。それに私は、小学校に行かなくて良いくらい頭は良いから私は自分のことが大好きだ。
私は毎日あまり家から出たらダメだからそれは少しがっかり。でも、絵本やお母さんが作ってくれた木のお人形で遊んでたら時間は過ぎる。だから別に寂しく無い。
お母さんは一日中働いているからいつも疲れてる。だから私に出来ることは何でもやる。ご飯は自分で作ったり、お買い物に行って良かったら上着で頭を隠して行く。
お母さんといつか私が大人になったら、一緒に外国へ遊びに行く約束をした。でも、その時は目の色を変える目薬を付けたり、髪を染めなきゃいけないから大変だ。
お母さんは約束をする時に泣いてた。それは多分私が、大人になる前に死んじゃうから。
でも私は今を楽しく生きてお母さんと旅行したいな。
フィオレ・オータムはその後19歳という若さでこの世を去った。彼女の母親曰く最期は笑って感謝を伝えたそうだ。




