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Proof Blue  作者: 菅原やくも


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4.ウィアード トイレット

コンコースを進んでいると、横道の通路の一つに、照明がついている場所があったから入ってみると、その先は広く四角い空間になっていた。


ちょっとツンとするような独特な芳香剤のような香り、タイル貼りの床、そしてトイレの便器が部屋の中央あたりに何個か円形に配置されていた。しかも洋式の大便器だ。よく数えてみると十二個、外側に向けられて円を描くように綺麗に等間隔で並んでいる


壁のほうには個室トイレのドアがずらっと並んでいる。その一つをのぞいて見てみると、男性用小便器が置かれていた。一応、何か所かドアを開けて見てみると、個室は全部男性用小便器らしかった。


なんだか、めちゃくちゃだ。仕切りもなく大のほうのトイレが部屋の真ん中に並んであって、小のほうが個室になっているなんて、まるで夢の中で出てきそうな感じのトイレ。


べつに今すぐトイレを済ませておきたいという気はないけど、少し迷ってから、個室の一つに入って用を済ませた。


とりあえずスッキリした。


もしもこの後に、超が付くほどビビるような怪異かなにかと遭遇することになっても、現代社会人として尊厳を失うようなことは、しばらくはないだろう。


それから、手を洗おうと思ってから手洗い場がないことに気がついた。そういえば小便器にも……個室のドアを開けて、あらためて観察してみれば、水を流すためのセンサーもなければ押しボタンとか、そういうのがいっさい見当たらない。


よくよく見てみれば大便器の方だって、便器本体だけで水洗のレバーとか、そもそもタンクもついていないじゃないか。


ともかくまあ、こんな状況で手が洗えないことを気にしても、しょうがないといえばしょうがないけど……。


ああ、そうだ。アルコール消毒のミニスプレーを持ち歩いていたっけな。ショルダーバッグの中をあさって取り出して、手にシュッシュと付けて軽くぬぐう。


あのパンデミックがあってからというもの、ちょっと潔癖症になりかけているかもしれない。


まあいい、これでトイレは終わり。

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