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Proof Blue  作者: 菅原やくも


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2.ダウンステアーズ

とりあえず、しばらく歩き続けてみたが、まったく景色に変化がない。まるでベルトコンベアかなにかの上を歩いていて、進んでいないみたいな感覚になる。


ただ、空の太陽が少し移動して、その位置が低くなってきているようなきがする。


スマホで確認すると、午後の三時になろうとしていた。相変わらず電波は圏外だ。


普通に時間が経過するとして、陽が沈んで暗くなったらどうなるんだろうか?


みたところ、このあたりに街灯はないみたいだし、この並んでいるビルに明かりが灯るとも思えない。


またビルの一つを通り過ぎながらふと横をみたとき、その角の道の少し先、道路のど真ん中になにかあるのがみえた。


白っぽい色で四角いなにか、遠目に見ると大型トラックの荷台かコンテナみたいにも思えるその物体に近づいて、回り込んでみると、それは地下道か地下鉄への入り口のようなものだった。


階段が地下へ向かって続いていて、壁はちょっと古い駅を思わせるようなタイル張りで、蛍光灯の明かりで照らされている。真っ直ぐ下る階段の先には通路があって、その奥も続いているみたいだ。


降りてみるか? でも、あまり気が進まない。この得体の知れない世界で、さらに地下空間のような場所に進んでいこうというのは、なんだか気が進まない。


それでも数段ほど降りて、そこで壁のほうにもたれかかるようにして腰をおろした。


とりあえず少し座って休もう。そもそも、だいぶ歩いて疲れた。休憩だ。ちょっとだけ休むとしよう。

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