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~ZERO~  作者: サトノア
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エピソード2

~エピソード 2~



『カーンカーン!!』


深夜に鳴り響く消防車のサイレン。近所の住民たちが手分けして消火活動を行っている。バケツリレーで初期消火を試みるも、火の勢いは増すばかりであった。周囲はオレンジ色に染められ、空高くに火の粉と黒煙が立ち上っていく。そして、誰かが叫んでいた…。


『鈴木さんっ!大丈夫ですかっ!!』



俺と麻依は、新しいマンションに越してきて早半年が過ぎた。数か月前、田中蒼真との事件以来、何事もなかったように平穏に暮らしているが、お互いに悲壮の記憶を甦らせないようにしていたのかもしれない。むしろ、その話題に触れてはいけなかったのだ。


蓮 「ただいま~!」


麻依 「おかえり!今日は早かったね。」


すっかり新居も転勤先の職場にも慣れて、仕事も麻依との付き合いも順調であった。田中の事件の噂は社内にも広がり、しばらくの間は険悪な雰囲気が立ち込めていたが、中山所長の気づかいにより、どうにか事件以前の頃の明るい職場に戻っていた。俺と麻依が付き合っている事を知っているのは一部の人だけだが、同じ社内で一緒にいるのは人の目もあるし社風的な事も考慮して、今は職場移動を申し出て、別々の部署で働いている。


蓮 「お疲れ様です。一ノ瀬さん。残りの仕事は俺の方で片付けておいたので、今日は上りましょう!」


一ノ瀬 美咲 「仕事早いねぇ、小鳥遊君!今日はこれから麻依とデートでも行くのかな?」


蓮 「シーっ!あまり大声で言わないで下さい。麻依と付き合っている事を知らない人もいるんですから。」


美咲 「ごめん、ごめん!麻依に宜しく言っといてね。」


俺と一緒に働く"一ノ瀬美咲さん"は、麻依と同期入社で気の合う友人でもある。少し気の強い性格の姉御肌的な存在なのだが、時に、それを良しとしない敵対する者もいる。職場ではよく見掛ける、女性同士の派閥とでも言うべきなのか。俺は近寄り過ぎず、離れ過ぎずのポジションをキープして、この派閥関係をうまくやり過ごしていた。


ある日の朝、いつものように出勤の準備をしていると、麻依の携帯が鳴り響いた。着信の相手は知らない番号であった。しかし、下4桁の数字が"0110"であった事から、すぐにその相手が警察からであると気付いた。


麻依 「もしもし…はい、そうですが…はい、えっ!それで、お母さんはどこの病院に?分かりました、すぐに行きます!」


会話のやり取りと、慌てた様子の麻依を見て、すぐにお母さんの身に何かあったのだと分かった。麻依の実家は車で30分ほどの、さほど離れてはいなかったが、お父さんは数年前に先立たれおり今は一人で暮らしている。そんなお母さんを一人実家に残し俺と同棲する事に少し躊躇していた麻依であったが、そんな娘の気持ちを察してか、俺との同棲を快く許し、そして麻依の気持ちを後押ししてくれた、優しいお母さんである。そんなお母さんに何かあったとなれば俺も心配でならない。


蓮 「麻依!お母さんに何かあったの?」


麻依 「うん…。昨日の夜、火事になったって…。」


蓮 「えっ!?」


麻依 「でも、命は大丈夫みたい。近所の方が火事に気付いてすぐに消防に連絡してくれたようで。お母さんも逃げだしたけど、外に出た途端、気を失って倒れちゃったみたい。ごめん、こらから病院に行かなくちゃいけないから、会社には蓮から言っといてくれるかな?」


蓮 「あぁ、分かった。じゃあ、他に何かあったら連絡してくれよな。」


警察から連絡を受けた麻依は、急いで病院へと向かった。俺は会社へ行き上司に事情を説明すると、万が一に備え携帯電話をいつでも取れるように気にしながら仕事に取り掛かった。

昼休憩になると、俺は麻依の携帯電話を鳴らした。病院にいると思っていたが、麻依は何故か警察署へ向かっていると言う。詳しい事はまだ知らされていないようで、それ以上の事は帰ってから話すとの事で電話を切った。この時までは、火事になってしまった事態を警察の方で書類か何かの手続きをするのかと思っていたのだが、帰宅してきた麻依の様子は少し違っていた。


麻依 「ただいま…」


蓮 「おかえり!お母さんの具合はどうだった?」


麻依 「お母さんは少し怪我をしていたみたいだけど大丈夫。ショックが大き過ぎて倒れちゃったみたい。しばらく安静のため入院するみたい。」


蓮 「そうか…ならまだ良かった。で、警察の方はどうだったの?」


麻依 「・・・うん、まだ詳しく調べていないから断定は出来ていないらしいんだけど、どうやらこの火事は"放火"の可能性が高いみたい。」


蓮 「ほ…放火!?」


麻依 「消防署の調べによると、火元を確認したら家の周りから灯油のような可燃性の物質が検出されたって。それで、お母さんに何かトラブルや恨まれる事はなかったかを聞かれたの。」


蓮 「そんな…。お母さん、トラブルに巻き込まれていたなんて聞いてなかったでしょ?」


麻依 「うん。念のため、近くの防犯カメラなどを調べてくれるみたいだけど、何か気付いた事があれば連絡してほしいって…」


突然の出来事に、俺も麻依も動揺していた。ひとまず、お母さんの命に別状がない事は分かり、それだけは安堵としていたが、やはり問題は放火の疑いがある事に心配が残った。

麻依も翌日からは仕事復帰し、残業はせず夕方はお母さんの所へお見舞いに出向いた。もちろん、お母さんの気持ちが落ち着くのを待って、何か心当たりがないかを確認できれば良いと考えていた。しかし、お母さんにはまったく思い当たる事が無く、通り魔的な犯行ではないかという考えに至った。

そして不審火が発生してから一週間後、会社に警察が訪れた。


警察 「お忙しい所すみません。ちょっと見て頂きたい物がありまして。この写真の人物に心当たりはないでしょうか?」


手渡された写真には、フードを目深に被り、マスクを付けた男が写っていた。警察が割り出した映像解析によれば、身長170cm程度の痩せ型、年齢は30歳前後だという事だった。近所の防犯カメラに写っていたというこの男が、放火をした可能性が高いと言うのだ。しかし、顔は隠れているし、容姿だけでは誰かと断定は出来ない。残念だが放火犯に繋がる情報は何も得られなかった。


美咲 「ねぇ麻依…どうしたの?」


麻依 「ごめんね美咲…。ちょっと色々あって…。ここでは話せないから、仕事が終わったら公園で話すよ。」


仕事が終わると会社の近くにある公園に行き、親友である美咲に麻依はこれまでの事を話した。


美咲 「なんか許せない話だね…。もし放火だとしたら、麻依のお母さんを殺そうとしたわけでしょ?」


麻依 「そういう事になるよね…」


美咲 「でも、お母さんに恨まれるような事はなかったのなら、いったい原因は何だろう…。ねぇ、麻依は恨まれるような事はないの?」


麻依 「えっ!?私が?」


美咲 「もしかしたら、麻依が狙われたって事はない?だって、少し前まで一緒に住んでいた訳じゃない?」


麻依 「・・・」


美咲 「あっ、ごめん!怖がらせる為に言ったんじゃないのよ。ただ、原因を突き止めて、早く犯人を捕まえたいから…その…」


麻依 「うん、大丈夫!分かってるよ!」


突然の美咲からの言葉に、背筋が凍る思いをした。それは、以前に殺され掛けた記憶が未だに忘れられずにいたからである。同じ会社で働いていた、同僚の田中蒼真の事を思い出したからだ。そして唯一、麻依が恨まれるとしたら、思い当たるのは田中蒼真だけであるが、田中は車で山林を走行中に木に激突し炎上した車内で死んだはずだ。それは俺も麻依も目撃している。そう考えると、やはり恨まれるような事は思い当たらないのだ。美咲は、麻依の力になりたい思いもあり、この辺りでの不審火や不審者を調べ始めたのだった。

数日後、警察からの連絡がないまま麻依の元へ美咲がやってきた。勿論、話の内容は不審火についての調べであった。しかし残念ながら、これと言った情報は無かったと言う。そして二人はもう一度警察に行き、捜査の進展具合と、犯人らしき写真を見せてもらった。


麻依 「やっぱり手掛かりは無いみたいだね…」


美咲 「・・・」


麻依 「どうしたの?美咲?」


防犯カメラに写っていた不審者を見た美咲は、何か恐ろしい者を見たかのような怯えた表情を浮かべていた。すると美咲は、もう一度調べたい事があると麻依を残して何処かへと走り去ってしまったのだ。


蓮 「麻依、おかえり!警察の方はどうだった?」


麻依 「うん…何の進展もなかったみたいだけど…」


蓮 「だけど?」


麻依 「美咲が急に調べたい事があるって…」


蓮 「えっ!?」


翌日、俺たちはいつも通りに会社に出勤した。しかし、会社に美咲の姿はなかった。いったい何について調べているのか聞けなかった分、俺も麻依も気が気でなかった。もし、美咲が何らかの犯人に繋がる手掛かりを見付けたのであれば、その場で警察に相談したら済むはずなのだが、血相を変えて飛び出した事に疑問が残る。麻依は美咲の携帯電話に連絡をしてみたが応答はなかった…。

仕事が終わり自宅に帰ると、玄関先に一人の女性が座っていた。美咲である。


麻依 「美咲っ!どうしたの?何度も携帯鳴らしたんだよ。」


美咲 「ごめんね。色々と調べに夢中になっていたら充電が切れちゃってさ。」


蓮 「それで、何か分かったの?」


美咲 「まさかとは思うんだけどさ…」


美咲は俺たちに一枚の写真を手渡した。そこに写っていたのは、会社で催された飲み会の集合写真であった。


麻依 「あっ、何年か前の写真だよね?これがどうしたの?」


美咲 「似てると思わない?一番左に写っている人と…」


蓮 「えっ!?…これってまさかっ!?」


集合写真の一番左側にいたのは、フードを深く被った男であった。それは"田中蒼真"である。


麻依 「田中さんがどうかしたの?」


美咲 「警察で見た不審者の写真と、この集合写真の田中の姿…そっくりじゃない?着てるパーカーも一緒のように見えるし!」


蓮 「…確かに似てるけど、でも、田中はあの時、炎上した車の中で亡くなったはず…」


美咲 「それは私も聞いて知ってる。だからその場では警察に言えなかった。でね、念のため当時の捜査資料を確認してみようと思って担当した警察署に行ってみたんだけど、親族か弁護士の申請がないと見せられないって断られちゃった。」


麻依 「でも、田中さんはもうこの世には…」


蓮 「そうだよ…な…。他人のそら似ってやつじゃないかな?」


まさかの田中の名前に、俺も麻依も動揺が隠せなかった。きっと他に犯人がいるはずと思わずにはいられなかった。美咲は自分の勘違いなのかもしれないと口では言っていたが、その表情はどこか腑に落ちないようでもあった。そして俺の嫌な予感は当たってしまった。美咲は2~3日休暇を取ると上司に連絡をして会社を休んだのだ。


数日後、麻依のお母さんが退院する事が決まり、今朝は病院まで迎えに行く事になった。残念ながら麻依の実家は取り壊しが決まったので、しばらくお母さんは俺たちと一緒に暮らす事になった。


蓮 「一人で大丈夫か?」


麻依 「大丈夫だよ。ごめんね、蓮には迷惑掛けちゃうね。」


蓮 「気にするなよ!俺はお母さんを歓迎しているよ。」


麻依 「ありがとう!」


俺は仕事に行く準備を、麻依はお母さんを迎えに行く準備をしていた。ふとその時、テレビからはとあるニュースが流れていた。


『昨日、○○市のパチンコ店で、景品交換所に強盗が押し入り現金が奪われる事件が発生しました。警察は防犯カメラの映像を調べ犯人の行方を捜査しています。続いて昨日夕方、群馬県○○○の林道にて、女性が倒れていると、散歩中の近所に住む方から通報がありました。駆け付けた警察の調べによると、倒れていた女性は同県に住む"一ノ瀬美咲さん"と、持ち物から判明しました。一ノ瀬さんは、鈍器のような物で後頭部を殴られたと思われ、意識不明の状態で発見され病院へ運ばれましたが、現在も意識は戻っていないとの事です。続いてのニュースは…』


蓮 「…おい…マジかよ…」


麻依 「うそでしょ…」


俺たちは一瞬、時間が止まったかのように流れるニュースを見つめていた。いったい何がどうしてこんな事になったのか、頭の中は真っ白になっていた。我に返ったのは、携帯電話の着信音に気付いた時であった。電話に出ると、その声は中山所長だった。ニュースを見た中山所長は、こらから美咲のいる病院へ行くと言う。仲の良かった俺たちの事が心配になり連絡をくれたのだ。詳しい事が分かったら報告すると約束し、俺はいつも通りに会社へと向かった。麻依は美咲の事が心配ではあったが、退院したばかりのお母さんに余計な不安を与えたくない思いで、今は平然を装っている事に決めた。

仕事をしていても俺は美咲の事が気になってしまい、ついボーッと考えてしまう。『心ここにあらず』ってやつだ。そんな俺を見ていられず、同じ部署で働く"山川和美"が声を掛けてきた。


和美 「小鳥遊くん!どうしたの?ぜんぜん手が動いてないじゃない。何か悩み事?」


蓮 「あっ、いえ、ごめん。ちょっと考え事をしていて…」


和美 「麻依ちゃんと何かあった?それとも、今朝の…ニュース?」


蓮 「えっ!?知ってたんですか?」


和美 「知ってるよ、麻依ちゃんと付き合ってる事も、美咲の事も。美咲の事は心配だけど、所長から連絡があっていつも通りにしていてくれって頼まれたからさ。私も美咲と同じ部署にいた時は仲良くしてたし。ねぇ、小鳥遊君は美咲に何があったか知らないの?」


蓮 「…何が何だか…もう、分かりません。ただ…」


和美 「ただ…?」


俺は麻依の実家が火事になり放火の疑いがある事や、それについて美咲が独自に調べていた事を話した。今回の麻依が襲われた件に何か繋がっているかは分からないが、タイミング的に不自然さを疑う他になかった。

昼休憩になると、中山所長が病院から戻ってきた。俺はすぐさま所長の所へ行き、一ノ瀬美咲の状態を聞かせてもらった。なんとか一命を取り留め、今は絶対安静の状況だという。そして当然の事ながら、警察から身辺の状況や最近の勤務態度などの事情聴取を受けたそうだ。さらに詳しく調べる為に、俺や麻依にも話を伺う事になるとも言っていた。

仕事が終わり、俺は急いで車に乗り込んだ。退院してきた麻依のお母さんが、今日から一緒に住むからである。麻依も今回の件では色々と精神的に疲れているだろうから、早く帰って安心させなくてはならいと思っていた。


『キキーッ!』


会社の車庫から出ようとした途端、車の前に飛び出してきたのは和美であった。


蓮 「どうしたんですかっ!?」


和美 「ねぇ!今、思い出した事があるんだけど聞いてくれる?」


蓮 「は、はい!」


和美 「今朝のニュースで言っていた美咲の倒れていた林道ってさ、あそこ、田中蒼真の自宅の近くじゃない?もしかして、美咲は田中蒼真の事を調べていたら何者かに襲われたって事はないかしら?」


蓮 「確かに、そうかも!でも、田中さんは亡くなっています。調べた所でもう何も出てこないと思いますが…」


和美 「でも美咲は田中蒼真の自宅付近で襲われた…これがさっき小鳥遊君の言っていた"不自然さ"ってやつじゃない?だとしたら、やはりもう一度田中蒼真の事を調べてみる価値はあるかも!」


確かに和美さんの言う事も一理あるが、果たして亡くなった者を調べたからと言って何か分かるものだろうか?どちらにせよ俺は美咲の回復を待って、何を調べていたのかを聞く必要があった。

帰宅すると、スーツ姿の見慣れない男が来ていた。それは先ほど中山所長が言っていた警察が俺たちに話を聞きに来たのだ。


冴島 「夜分にすみません。群馬県警捜査課の真島と言います。中山所長さんから聞いていると思いますが、今回、被害にあわれた一ノ瀬美咲さんについて、少し話を聞かせてもらえませんか?」


蓮 「はい…」


真島 「小鳥遊さんは、今回の一ノ瀬さんの件で、何か知っている事はありませんか?どんな些細な事でもいいので。」


俺はこれまでの経緯を全て話した。しかし、俺の話も先に聴取を受けていた麻依と何も変わらないもので、それ以上の有力な話は出来なかった。そして、こちらから実家の放火と今回の美咲の件について因果関係があるのか聞いてみたが、捜査上の情報は話せないと、軽くあしらわれてしまった。

警察が帰った後、俺は田中蒼真について調べたいと麻依に告げた。当然の事ながら美咲の事もあり反対されたが、それが実家の放火事件に関わる可能性があり、美咲が調べていた件と何者かに襲われた因果関係をはっきりさせたい気持ちを打ち明けた。そして、俺の熱意に根負けしたのか、麻依は必ず毎日連絡をする事と、危険を感じたら深入りしないという条件付きで許してくれたのだ。俺はすぐに中山所長へ休暇願を出し、翌日には美咲のいる病院へと向かった。

美咲は意識が戻ったものの、まだうまく体が動かせない状態であった。精神的にもショックが強く、会話が出来る状況ではなかった。俺は一ノ瀬美咲が何を調べ、そして、誰に襲われたのか…必ず真相を暴くべく、ベッドに横たわる美咲に約束をした。美咲は軽く頷くと、ゆっくりとハンドバッグを指差した。俺はハンドバッグを手に取ると、美咲が俺に何を伝えたいのかが分かった。そして中から手帳を取り出した。それは美咲がこれまでに調べていた記事と、田中蒼真が写っているあの時の写真が挟まっていた。


蓮 「これは…!?」


手帳を手にした俺の顔を見つめる美咲の目を見た時、言葉を交わさなくても美咲の言いたい事が全て分かった気がした。


蓮 「分かったから…。安心して、体を休めて下さいね。」


美咲は目に涙を溜めて頷いたのであった。


~エピソード2~

終わり


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