PROVOKE
●彼らにしてはインパクトが薄く、「地味」な印象が。
【収録曲】
1.PROVOKE
2.JULIUS
3.WITH ALL DUE RESPECT
4.超える
5.金字塔
6.EVERYBODY KNOWS
7.Coffee Float Feat. hard life
8.Boy Fearless
9.冷めちゃう
10.[0602]
11.Backseat
12.VANILLA SKY 2 Feat. WurtS
13.FABRIC YOUTH
14.todayyyyy
15.アフタースクール
約2年9か月振りとなる[Alexandros]の新作アルバム。日本語詞と英語詞を使い分けつつ、曲によって激しいロックサウンドを聴かせたり、気だるげな雰囲気を見せたり、ポップな面を際立たせたり……等と、こだわり無く様々なスタイルを見せていくスタンスは相変わらず。ある意味、アルバムとしてのまとまりに欠けているとも言えます。
まあ、これまでの彼らの作品に関しては、そういった面を楽曲のインパクトでカバーしているところがあったのですが、今作においては、特にメロディアスなものにおいてそれも弱くなってしまったように感じられます(『WITH ALL DUE RESPECT』や『Boy Fearless』のように、メロディを強調させていない曲はなかなか良いと思いましたが)。全体的に、バリエーションは広いけれど何だか地味……という印象を抱かせる一作でした。
評価:★★★




