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彼は男爵家の後継者に成りたいだけだった  伯爵? 公爵? 無理無理無理!   続編も始まったよ  作者: お冨
第八章 変革の始まり

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軍務復帰したら、出世してました

 なんだか短い。でもこれ以上書き込むとくどく成りそうで。


 相変わらず自己評価の低いオスカー君です。達成困難な任務を面倒の一言で引き受けられるって、君は有能なんだよ(笑)

 私用のため長らく休職していた職場に復帰したら、昇進してました。

 いや、何で。

 降格でもしょうがないと覚悟してたんですけど。




「オスカー・ランドール大将、卿は子爵から伯爵に陞爵した。そうだな。ならば、陞爵に合わせた昇進が有ってしかるべきだろう。何がおかしい」


「お言葉ですが軍務大臣閣下、慣例では伯爵家当主の適正階級は将官。見合う功績が無ければ少将に任官するはずでは」


「それは卿が悪い。子爵でありながら中将まで昇進していたんだ。中将から昇進するなら大将しかないだろう」


 だったら中将のままで良いじゃないかと抗議したけど駄目だった。ついでに大将に相応しい役職に就く必要があると言い渡された。

 俺が率いたことのある部下の最大数は、王都の東城門の警備中隊五十人。戦闘指揮などしたことが無いから無理と言い張ったら、指揮官が無理なら参謀が有るだろうと言われてしまった。


 国軍総司令部付きの無任所参謀、それが俺の新しい役職だ。

 所属は前のまま。無任所って言うのは、持ち場が決まってないってこと。つまり、何でも屋の雑用係だ。

 だったら休職前の任務の続きで地方の騎士団に出張かなと思ったんだけど、参謀だから総司令部に詰めてろと言われた。


 じゃあ、何をすれば良いんだ。何の実績も無いお飾り参謀だって、階級に相応しく偉そうにしてなきゃいけないんだぞ。

 無駄飯ぐらいは、精神的につら過ぎる。何でも良いから仕事が欲しい。






「あーあ、オスカーが変なフラグ立てたから、忙しくなったのかもね」

 俺の昇進に引っ張られて准将に出世したテイラムが揶揄(からか)ってきた。平民出身としては歴史的快挙だそうな。


「お前なぁ。笑ってる場合じゃないだろ。それにふらぐって何だ」


 先日、タムルク王国から宣戦布告があった。すでに国境付近では軍事行動が始まっている。急を告げる黒旗の軍使が王宮に駆け込んで来て、すぐ招集された軍議に俺も出席した。

 何で俺がと言いたいけど、総司令部付きの大将だから仕方がない。軍ってやつは階級社会だからな。


「あちこちの騎士団に出張してたから、折衝役を(おお)せつかったよ。ぶっちゃけ騎士団の足並みがそろうように仲を取り持てって。面倒だなぁ」

「いやいや、面倒なだけで出来ない訳じゃないんでしょ」

「まぁ、顔見知り多いし、話せば分かってくれる方々だからな。軍人としての職務が有るんだから、仲が悪くても協力は出来るさ」




 ともあれ、出征することになった。前線司令部で参謀長を務める。

 肩書上、騎士団長より上位になるけど、やる事は何でも屋の雑用係だ。せいぜい死なないように頑張ってこよう。







 今日、越前陶芸村祭りに行ってきました。お刺身用に重宝していた大皿割ってしまったので、代わりが欲しかったんです。色々な産地から出店があって、洋食器や小物など、見て回るだけで面白かったです。

 買ってきたのは九谷焼の角皿。一生物だと思えば、税込み三千三百円でも安いですよね。

 ちなみに、普段使いの食器は百均でそろえてます(笑)


 お星さまとブックマーク、ありがとうございます。更新、頑張ります。

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― 新着の感想 ―
[一言] 現場まで来て細かい不満まできちんと解消し、部隊間の連携を強化してくれる参謀本部の大将さん あかん、元帥待ったなしや
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