武器新調
うp主のテスト週間でアップ遅くなります<(_ _)>
「ハルル久しぶりだねー。こうやって買い物に行くの、服や食材とかっていつもハルルのお爺様の使用人が持ってきて下さってたから」
「そう言えばそうだね。最後に行った時は叔父さんが熱で家で待ってたんだっけ?」
「そうそうあの後小一時間ぐらい小言言われて大変だったな…」
そんな事を話しながら歩いていると微かにカンカンという子気味良い音が風に乗ってふと聞こえてきた。
「あっ!見てレイラ此処が鍛治通りみたいだよ」
「なんか…暑いわね」
「ホントにね…」
レイラと俺が質の悪いAIみたいな受け答えをするのは許して暑いんだもん
至る所で火を使ってるから此処だけ普通の通りよりいくらか暑く近付くにつれて音も大きくなってった
有名な祭りとかに行ったことがあるならそれを想像してみて欲しいあんな感じだから
「ハルルの装備作ってもらいたいんだったよね?」
「そうだよ。じゃあ有名所に行ってみよっかな」
掲示板見てる感じ重鎧になると鉄鬼鍛治クランが良いみたいだね。武器の手入れが行き届いているのと20000メルト以上買うと無料で砥石などが入った手入れセットをくれるらしいしね。
「いらっしゃいませ。何をお探しですか?」
「あ!えっと職業は騎士なので重鎧とカイトシールド。それと片手剣は有りますか?」
「予算はどれぐらいでしょうか?」
「大体そうですね30000メルトでどうですかね?」
そう俺が言うと店員さんは歩いて行ってある一角に俺等を連れて行った
「30000メルトですとここら辺の中炭素鋼の鎧一式ですかね。全部で大体27680メルトになります」
「じゃあそれでお願いします」
「では、会計でこの板を渡して下さい」
そう言うと店員さんは次のお客さんの所に行ってしまった
「ハルルはコレにするの?」
「うん。そうしようと思うよ予算ピッタリだしちょうど良いかなって思って」
それに武器が良くなったら狩りの効率も上がってよりレベル上げがしやすくなるからね
「じゃあそれを買ってちょっと二人で狩りに行ってみよっか」
「そうだね。じゃあ急いで買ってくるよ」
そう言えば皆に説明するの忘れてたね俺らがいつも狩りしてるのは初心者の草原って言うところで出てくるモンスターはグラスラビットとグラスウルフぐらいだから比較的簡単なエリアなんだよね。というか他のところに行くには初心者の草原にいるフロアボスを倒さないといけなくってだから今レイラとカムイと一緒に初撃破目指してレベルあげしてる感じなんだ。
「じゃあ呼び出すね。ケール,ペロ,スーカ出てきて狩りの時間だよ」
レイラがそう言った瞬間足元が六芒星に光ってそこから三体の白い狼が出てきた。
「レイラの癖に演出カッコよすぎない?ずるいなぁ俺もユニーク職に着きたいなぁ」
「まあまあハルルは堅実に強くなってけばいいじゃん」
「それもそうだね。よし、騎士として頑張るぞ」
「そうだよ。あっグラスウルフが来たよ」
「おっけー防御力アップの歌よろ」
「まかして騎士よ倒れぬ強き身体を保て防御強化の歌」
よ〜し頑張るぞ!!
レベルアップしまくって早く二次職に着いたるぞグラスウルフ掛かって来やがれ纏めて薙ぎ倒してやるから!!
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!ガードからの斬る斬ったらガードこの繰り返しっ!」
「ハルル大丈夫??止まってどこ行くのハルル!ちょっとハルル待ってよ〜」
ヒャッハー!モンスターをサーチアンドデストロイすんの楽し〜
「ハルル!そいつフロアボスだから攻撃しちゃダメだよ!!」
「デッカイ的発見!!行っけ〜」
グォォォォォォ
あっやっちまったぜ!
「ハルルどうすんのコレ」
「……テヘッ」
「可愛く言ってもダメよ。どうすんの?」
「とりまカムイに連絡送ってみる。それと行ける所まで頑張る」
「はぁしょうが無いわね。付き合って上げるわよ」
「マジでゴメン」
プルルルルルップルルルルップルルル
『ハルルどうしたん?今日はやらんのじゃ無かったっけ?』
「マジでスマン。成り行きでフロアボスのグラスウルフロードに喧嘩売ってもうた」
『はァ?!どゆこと明日狩りに行くって言ってたじゃん!!しょうがない今行くからパーティー申請承諾しろよ』
「あざます。俺は二人で持ち堪えてみるわ」
『別にいいよ。どうせ俺は一人で狩りしてたところだったし』
「おっけーカムイには繋がってもう直ぐ来るって」
「じゃあ行くわよ英雄よ猛獣よ猛き心の持ち主よ強くなれ攻撃強化の歌」
痺れを切らしたのかグラスウルフロードは子分をけしかけるのではなくいきなり噛み付いてきた
「剛盾っでヤバい今ので体力の一割削れたんだけど」
「安心して英雄の癒しとなれヒールコーラス」
レイラの歌を背景に俺はグラスウルフロードの突進を流水盾で受け流してそのまま取り巻きの一体を斬り捨てる
「おっけー取り巻き一体殺ったよ」
「ナイスじゃあ俺と交代して体力回復して」
「あれっカムイ来てたの?!」
「それは酷くね?呼んだのそっちだぞ」
「気付いたら後ろに居るって軽くホラーじゃん」
「あぁそれはスマン」
カムイが来てくれたおかげで取り巻きを片付けるのに余裕が出来てきたからレイラにずっと思ってた提案をしてみようかな?
「レイラのテイムする歌ってコイツに効かないの?」
「じゃあやってみるから敵止めといて」
「了解です」「おっけー」
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