表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Reaperゲーム  作者: pitofuin
9/39

第9話「家に帰る」

〜前回〜

いつきはレインとカマンダ(チーム)を組むことになった。

名前は〝ブラックウルフ〟

外を何気なく見るともう外は暗くなっていた。俺はスマホを見て時間をチェックし、ため息をついた。時間は9時半だった。


時間ってたつの早いなぁ。宿題どうしよう?


「うわ!もう9時半かよ」


4時に下校していたはずなのにもうこんなに遅くなっていたのだ。先程は宿題に気をとられて気にしていなかったのだが4時に下校していたと考えるとかなり遅いものだった。


「そろそろ帰るか」


俺はもう帰ることにした。家で妹を待たせてしまっているからだ。


「またな、レイン」

「ええ」


俺は手を振りその場を去った。

俺は帰っている最中今日あったことを思い出してみた。


「変なゲームに巻き込まれて、謎の男に追いかけられるわ、レインと戦闘になるわ散々だったな」


そんなことを考えているといつのまにか家の前まで来ていた。


ガチャ


静かな住宅街に扉の音が聞こえる。まるで俺だけしかいない世界のようだ。

家は明かりがついていたので考えられることは一つだった。そうあいつが起きているということ。


「おそ〜い!!」


俺の妹の結衣が怒り気味で言った。


「ごめんごめん、ちょっと友達と遊んでたんだ」


俺は今日あったことは隠した。結衣に心配させないためだった。


「10時はダメ!!心配したんだからね」

「だからごめんって」


俺たちは幼い頃に両親を亡くし、2人で生きてきた。

なんとか両親の生命保険と月に一度大阪にいる叔父から仕送りでなんとかやっていけている。結衣は唯一の家族の俺がなかなか帰ってこなくて不安だったのだろう。


「ご飯が冷めちゃたよ!」


結衣はまだ怒っている。これは当分許してもらえなさそうだ。


「ごめん、ちょっと疲れたから今日はいい」


俺はそう言い残し自分の部屋へと向かった。

今日は疲れていたのか俺はベットにも入らず寝てしまった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ