第31話「始まりの7分の2人」
「さぁいったいここからどうしたことか…」
俺は今あることで頭を悩ませている。
それはここからどうやって撤退するかということだ。
なぜならもうすでに自衛隊が半分近く占領しているからだ。
デスエボラと出会った場合は殺しても構わないが流石に自衛隊はまずい。
もうすでに1部隊潰してしまったという後ろめたいことがある。
「もうそろそろ撤退した方がいいね」
なんとアイナから聞きなれない言葉が出てきた。
ま、まさかアイナから撤退という二文字が出てくるとは…
頭でもうったのか!?
「お、お前大丈夫か!?頭でもうったのか!?」
「そうですよアイナさん大丈夫ですか!?」
「重症一名!重症一名!」
俺の質問に周りのアイナとゴーストの部下たちも共感する。
「殺すよ?」
「ご、ごめんなさい」
俺たちはかなり怯えていた。
アイナがものすごく怖い。
ホラーよりも断然こっちの方が怖い。
もうすぐ死にそうな感じがする…
「君たち何をしているのかな?」
一人のウエイトレスのような服装をきた男が言った。
俺はこの男の存在を気づくことができなかった。
アイナやゴーストを見ても同じようだ。
「いつからそこにいた!?」
「ずっといたよーふぁー眠い…」
「お前は誰だ!?いったい何者だ?」
「さっきから質問多いよ〜」
この男のオーラが威圧がすごかった。
ゴーストと始めて対じした時もやばいと思ったがこいつの場合また違う恐怖に包まれる。
「僕の名前はフェレスよろしくそして死ね」
そういうとフェレスは一瞬いやもっと早いスピードでゴーストとの間をつめた。
そして頭を掴み引きちぎった。
「さぁ!つぎは誰かな?」
「クソッ!殺してやる」
アイナがフェレスに向かって攻撃した。
しかしフェレスは動く気配もなくそのまま攻撃を受けた。
この攻撃を受けて立っていられたらそいつはもうまさしく化け物と言わざるを得ない。
煙がましになってき姿がうっすら見えてきた。
ま、まさか!?
煙の中でフェレスが立っている影が見えた。
「まじかよ…」
俺はもう倒すことではなく逃げることを考えていた。
「いやーなかなかいい攻撃だったよ」
アイナはそんな言葉も無視してフェレスにナイフで切りかかった。
がフェレスはアイナを払いのけた。
「グハッ」
「最後は雑だなー」
フェレスはがっかりした様子だ。
俺の方をフェレスが見る。
「次に強そうなのは君だね」
「いやいや俺は弱いよ?」
俺は戦いたくないため否定する。
「知ってるさ、僕より断然弱い。でもその中では強い方だ」
「それはどうも」
全く俺のことを雑魚としか思っていないようだな。
しかし事実だ。
ここからどう逃げ出すかだな。
俺は先程から何かひかかっていた。
どことなく変というかなんというか。
俺はこいつと似たような奴とあった気がする。
「あっ!リマとかいう運営者だ!」
思わず声を出してしまった。
「おっ!リマを知っているようだね」
なんだこいつ運営者を知っているのか?
まるで知っているかの口調だった。
「僕はリマと同じReaperゲームの始まりの7人さ」
「なんだ?それ」
「いずれ分かるさ」
フェレスが勢いよく突っ込んでき、腰にさしていた剣を抜いた。
剣は綺麗な黒色でまるで俺が持っている剣のようだ。
「君も剣を抜きなよ?持ってるんだろ?」
「あぁ!」
俺も愛用リーベンを取り出す。
「死ねぇぇぇぇ!!!!」
「クククククいいねぇ、だがまだまだだ」
「ハァハァハァハァ負けたよ」
「君はもっと強くなれるよ」
「最後に一つなぜお前は何故あいつらなんかの手助けをする?」
「それはあいつらをそそのかしたのは僕だからさ。ちなみにゲームの機能を潰したのも僕だよ」
俺がこんな会話をしたのもちょっとした時間かせぎだ。
待っていたのはゴーストの再生時間だ。
このおかげでゴーストは復活していた。
「やれゴースト!」
ゴーストは銃を乱射する。これで勝ったそう俺は思ったが当然フェレスには無意味。
「知っているかい?再生も限界があるんだ、体力がなくなるまで殺し続ければいずれは死ぬよ」
フェレスは何度も何度もゴーストを切るその度にゴーストは再生する。
その繰り返しだ。
しかしその終わりも訪れようとした。
「あれあれあれ?再生速度が遅くなってきてるよ?」
「だま…れ」
「これはあと一回で死ぬね」
フェレスはゴーストを蹴り飛ばして刀を肩に突き刺す。
「今だ!」
俺は隙を見て背後からフェレスを襲う。
「くたばれー!!」
「まずは君から殺すよ?」
「なっ!」
俺の攻撃が剣で防がれ弾き返され吹き飛ばされた。
フェレスが歩きながら近づいてき、剣の先を俺に向ける。
「残念だったね、じゃあ死ね」
フェレスは俺の首に向かって剣を振りかざした。
最近サボり気味でしたが今日から復活です!
頑張ります!!!!!




