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Reaperゲーム  作者: pitofuin
24/39

第24話「いつきの過去」

これは本編の続きです。

分かりにくかったら次の話を読んで頂ければ理解できると思います

「じゃあな」

「おう、じゃあな」


友達と軽く挨拶して別れた。

俺は真っ直ぐ家に帰った。

家の前までくると隣の家から女の人が出てきた。


「あら、いつき君」

「あっこんにちは、真衣(まい)さん」


時間帯は4時くらい。


「学校今終わったの?」

「はい」


そんな何気ない会話を交わした。

このお姉さんは隣に住む真衣さんという人だ。

いつもどこか不思議な感じの人という印象がある。


「あらあら、真衣さんこんにちは」

「こんにちは」


俺の母さんが買い物袋を持って帰って来ていた。


「私はこれで」


そういうと真衣さんはどこかへ向かった。

俺は母さんと家に入った。


「じゃあ俺はちょっと出かけてくるー」

「早く帰って来なさいよー」


俺は家を後にした。


……


もう空は暗くなっていた。


「腹減ったー」


俺は今日の晩飯が何か考えながら家に帰った。


「ただいまー」

「…」


うん?

反応がない、どうしてだろう。

俺は靴を脱いで家に上がった。

そしてリビングに入った。


「電気もついてねーじゃん」


ゴロゴロゴロ


何か蹴ってしまった。

重たい感じの音がする。

俺は電気をつけた。


「え?」


そこには母さんの顔が転がっていた。

そう、俺が蹴ったのは母さんの頭だったのだ。

俺は今にも悲鳴をあげそうだったがこらえる。

ここで一つあることに気がついた。

顔が転がっていたということは胴体がどこかにあるということだ。

俺は恐る恐るキッチンの方を見た。


「!!!!!!!」


俺はもう声も出なかった。

そして腰を抜かしてしまった。


リビングの閉めたはずの扉が開いた。

俺は後ろを振り向いて扉の方を見た。


「おかえり、いつき君」


この時俺は薄々気づいていた。

真衣さんが母さんを殺したと


「真衣さんが母さんを殺したの?」

「えぇ、そうよ」

「なんで?」

「なんでって言われても殺したかったからよ。ちなみにあなたのお父さんもね」


そう言い父さんの死体をこちらに投げた。

俺はもう死ぬんだと思った。


「安心していつき君も殺してあげる♡」

「い、いやだ」


真衣さんは長い刃物のようなもので斬りかかった。

これもよく見ると腕と一体化していた。

死ぬと覚悟した時

真衣さんの片方の腕が切り落ちた。

????????

そこには母さんの弟俺のおじにあたる人がいた。


「大丈夫か?いつき」

「くそっ、邪魔をするな!」


真衣さんはかなり怒っている。

おじの手に刀をもっていた。

おじは真衣さんの足を切った。

真衣さんは反応することができなかった。

両足が切り落とされた。


「いやぁぁぁ」

「まだだ」


おじはそういうと次は首を切った。


「母さん、母さん、母さん」


俺は必死に母さんを呼ぶ。


「お前の母さんからいつきだけは助けてとメールが来た。最後の言葉だ」

「なんで母さんを助けてくれなかったの」

「じゃあなぜお前の母さんは死んだと思う」


おじは俺に問いかけた。


「殺されたからだろ」

「いや違う。お前が弱かったからだ。何も出来ないただのガキだったからだ」

「でもおじさんは強いじゃないか」

「残念ながら強くとも2人いっぺんには助けれないな」

「え?」

「お前の母さんが先にいつきを助けてくれと言った」


俺はこの言葉で薄々気づいていた。

母さんがもし襲われた時は先に俺の元へ行ってくれと言っていたということを。

俺は涙が止まらなかった。


「結衣が…」

「結衣ちゃんは大丈夫だ、今友達の家にいる」


俺はホッとした。


「結衣ちゃんはお前が守らなければならない。そのためには強くなれ、俺が強くしてやる」

「分かった」


俺は返事をしておじについていった。

そしてこの後俺の両親は事故と処理されていた。

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