第20話「関東の王」
リーダーだったのは一明だった。
「嘘…だろ」
一明は笑った。
「驚いたか?俺もReaperゲームやってたんだよ」
一明もReaperゲームをやっていたようだ。
俺はイベントが始まってから驚いてばかりだった。
「お前能力はなんなんだ?」
俺は一明の能力が気になった。
だが一明は教えてくれなかった。
「手のうちをを教えるなんてバカのやることだ」
ティナと惠が動揺していた。
先程俺に固有能力をベラベラ喋ったからだろう。
「まぁそんなことより早くコインを集めた方がいいと思うぜ、いつき」
俺は一明に言われると残り時間を見た。
「残り3時間!?」
「お前らがずっとぶっ倒れてたんだよ」
外を見るともうすっかり暗くなっていた。
だが街には明かりが灯っていた。
流石ゲームだ。
少し関心してしまった。
「もうほとんどのコインが集まってきてるぜ」
ちょうどスキンが使える時間帯だった。
俺はスキンを開始した。
「うわっ!」
思わず声が出てしまった。
かなりの数が一箇所ずつに集まっていたのだ。
「早くしないとやばいぜ」
「そうだな」
俺らはとりあえず近くにいたコインを5枚持っているカマンダを襲撃することにした。
相手は実力者だったかもしれない。
しかし俺たちの前ではゴミ同然だった。
まず惠が影で動きを封じた。
動きを封じられた相手はかなり焦っている。
「体が動かない!」
そしてすかさずレインが氷でとどめを刺した。
凄い迫力だ。
まるで南極に来たような感じだった。
辺り一面が氷になっていた。
「とりあえずコインはちょっと集まったわね」
レインはコインを拾って言った。
残り時間2時間30分
「てめーら、暴れ回れ!」
一人の男がそう叫んだ。
すると十数人の部下らしき者たちが銃を敵プレイヤーに向かって連射した。
「ぐわぁ」
そして敵の首が切り落とされた。
煙の中からは眼帯をした男が首を数個ぶら下げながら歩いて来た。
銃声は鳴り止まない。
敵は壊滅寸前だった。
「た、たすけてくれ」
残った1人の男が這いずりながら言った。
しかしリーダーの男は頭を踏んで
「嫌だなぁ助かるわけねーじゃんよぉ」
「お、おれらはコインも持ってないし攻撃もしてない、頼む逃がしてくれ」
必死に残った一人の男は言う。
しかしリーダーの男は耳も貸さない。
「うるせぇなぁ」
そう言うと途端に敵の首が吹き飛んだ。
「関東を支配するのは俺だ」
リーダーの男がそう言った時建物が一つ爆発した。
「俺のじゃまするやつ全員ぶっころずぞぉ」
「はい、ボス」
数十人の部下達が返事をした。
「王は俺だぁ!」




