第18話「敗北」
レインの胸から剣の先が出ていた。
後ろには壁しか無い。
しかし剣のみが壁をすり抜けて出ている。
「えっ?」
俺は訳も分からなかった。
数秒後に一人の男が壁をすり抜けて来た。
そうスーツを着た仮面の男だった。
スーツを着た仮面の男は剣を抜くとこちらに歩いてき丁寧に挨拶をした。
「どうも、私はピエロ楽団の一員名はガゼルと申します。以後お見知り置きを」
俺はガゼルに気づかれないように斬りかかる準備をした。
俺は隙を見せるまでじっとしていた。
ガゼルが何かを喋りながら後ろを向いた。
今だ!!
俺はガゼルにすかさず斬りかかった。
しかし、ガゼルはまるで俺が斬りかかるのを分かっていたかのように落ち着いて剣を上に斬り上げた。
俺の腕が宙に舞った。
そしてガゼルはすかさず左手で俺の首を掴んだ。
呼吸がしにくい。
右腕からは血が出ていた。
俺が意識を失いかけた時…
ピピピピピピピピピ
タイマーの音が鳴った。
「時間ですか」
ガゼルはそういうと掴んでいた手を離した。
「ゴホッゴホッ」
ガゼルは後ろを向き歩き出した。
そして首だけこちらを向けて言った。
「行きますよ、ゴースト」
ガゼルがそう言った時風が吹いた。
するとそこらへんに散らばっていた灰が竜巻のように回りながら集まった。
そして1つの個体となった。
ゴーストだ!
「くそっ…不死身かよ…」
俺は意識を保つのが精一杯だった。
「アイナも行きますよ」
「えー、今から楽しむとこだったのにー」
ナギのおっさんもボロボロだった。
アイナが俺のもとへとやってきた。
「コインだけもらってくね」
そう言い仮面の敵は去った。
俺は今にも意識を失いそうだった。
「レ…イ…ン…」
俺は地面を這いずりながらレインのもとへと行った。
レインにたどり着いたところで意識を失った。
「いましたのです!」
「あーあーこれはこっぴどくやられたねぇー」
2人の女がいつきとレインに近づいてきた。
ゲーム残り時間5時間…




