第12話「リーベン」
残り3時間40分と着々とイベント開始時刻は近づいて来た…
〝イベント〟
このワードを聞いてから俺は落ち着かなかった。
何せ初めてだからだ。
でもまぁゲームにはイベントはつきものだろう。
が、しかし俺はあまり乗り気じゃない。
なぜなら必ず殺し合いになる回数が増えると予想できるからだ。
今現在2時だ。
イベント通知メールが来てから2時間が経った。
俺はそわそわしていた。
なかなか落ち着かない。
ポケットの中でスマホのバイブが鳴った。
授業中だったのでこっそりメールを見た。
『早く帰って準備しておいた方がいいと思うわ』
レインからのメールだった。
『分かった』
俺は返信を返した。
授業の終わりのチャイムが鳴った。
時計を見ると2時半だった。
「いつの間に30分たったんだ!?」
ゲーム開始まで残り1時間半…
俺は急いで家に帰った。
そして隠してあった拳銃と棒を目の前に置いた。
「さてとまず棒の名前を決めなくちゃな」
「バカじゃないの?」
うん?
気のせいかレインの声が後ろから聞こえた気がした。
後ろを見るとレインが立っていた。
「うわっ!」
「人を幽霊みたいな扱いしないで!」
「ごめんごめん」
俺はなぜ後ろにいたのか聞かざるを得なかった。
「なんで俺の後ろにいたんだ?」
「ずっといたわよ?」
気づかなかった…
「そうだったんだー」
俺は適当に流した。
気づかなかったことを悟られないためだ。
何をされるか分からないからな。
「で?名前を決めるの?」
「うん、正式な武器の名前をつけたいと思ってな」
「いつまでも棒って呼び方はダメだろ?」
「それもそうね」
なっとくするのかよ!
そして10分後棒の名前が決まった。
〝リーベン〟と言う名前だ。
イベント開始まで残り1時間…




