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幻想迷宮清掃社  作者: kamapote
6/8

出勤05

ダンジョンの主との戦闘。

よかったら読んでみてください。

よろしくお願いします。

目の前には、巨大なゴーレムがそびえ立ち対峙する。

俺はナイフに手をかけ、ゴーレムを睨む。


どう考えても勝てる気がしない。


今、手にかけているナイフ……ダメージは無理かな。

レベル?足りてないよね。

技術?初心者ですが何か?


ゴーレムは、ノロノロと動き出しこちらに向かってくる。

砂に埋もれた腕を振り上げ、俺たちのいる地点へと容赦なく落下させる。


ナイフに手にし、立ち向かう気でいたがやっぱり無理。

迷いもなく、迅速に回避に切り替える俺。


地面に大きな衝撃が加わり激しく揺れる。


辛うじて直撃は逃れたが、ゴーレムの拳により砂が舞い上がり巻き込まれる。


巻き込まれた瞬間、上空に投げ出され空中でジタバタする。


そんな無駄なあがきの中、なすすべもなく砂地へと着弾する。


砂地に頭から突き刺さるもがく。

いっ息が……


砂の中から脱出し転がる。

「ぷはっ! たっ助かった!」


そこへ2人が合流する。

「社長代理、大丈夫ですか?」


俺は少しキレ気味に2人に問いかける。

「なんなのコレ?俺にどうしろと?」


子供をさとすように源さんが答える。

「まあ、落ち着きなされ、そんなこともありますわい

 仕事ちゅーのは、大概うまくいかないことばかり、

 最後には前を見ることが大切ですぞ!」


ゴーレムが再度攻撃を行おうと準備をしている。


さらに有村さんが続く。

「お金を頂くということは、大変なんです。

 おわかりいただけましたか?社長代理」


ゴーレムの攻撃が開始され俺たちのいる場所に叩き込もうとする。


俺は慌てて2人に警告する。

「説教はあとでいい!あとで!あわわわっ」


ああもうそこまでゴーレムの攻撃がっ!

両手で目をふさぐ。


あれっ?死んでない?

両手を横へとずらして目をあける。


そこには腕を斬られたゴーレムがこちらを見ている。


源さんは斧を振り上げた状態で笑みを浮かべ、ゴーレムを見る。

「まあこんなもんですな」


改めて思うがレベルが違う。

俺はここにいなくてもいいんじゃないかと思ってしまう。


そういえば、ゴーレムの失った腕はどこにいったのだろうか?

あたりを見るがそれらしいものが見つからない。


突如自分のまわりが暗くなり影が浮かび上がる。

徐々にその影が濃くなり、恐る恐る頭上を見上げる。


上空には源さんによって斬られた腕が隕石のごとく

こちらに向かってくる。


うん。何となく予想はしていたw


意外にも冷静?

今回の経験で慣れたのだろう。

冷静だからといってうまくいくわけではない。


ゴーレムの腕が地面に落ち、激しく地面が揺れる。


直撃は逃れたものの回避に失敗しダメージを負ってしまう。


背中を強く打ち息がしづらい……苦しい……


同時に頭も打ち意識が朦朧とする……


体が思うように動かない……


そんな意識の中、有村さんがこちらに来て何か言っている……

源さんはゴーレムと継続し戦っている……

意識が遠のくのを感じながら視界がせばまり真っ暗になる……


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