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幻想迷宮清掃社  作者: kamapote
3/8

出勤02

まだまだダンジョン探索中。

小説書くのも模索中。

頑張って書いていきたいのでよろしくお願いします。

ダンジョンの奥に進むにつれ敵の遭遇率が高くなる。

先ほど会ったコボルトのパーティーが襲い掛かってくることがしばしば。

基本、源さんと有村さんが退治する。

たまにこちらに敵を流すこともしばしば。

さきほどの経験から多少は対応できるようになったが、なるべく回さないでほしい。


そんな戦闘を何度か繰り返すうち、大きい広間へと到着する。

その広間は天井が高く木の根が沢山絡み天井の岩を隠す。

広間には橋が架けられ、奥へと進む道に繋がっている。

嵐の前の静けさ?

この状況に対し不安になるのは俺だけだろうか?


皆に話かける。

「この広間は?」

源さん、有村さんはこちらを振り向かずに歩き続け会話する。

「ちょいと、急ぎますぞ!社長代理」

俺は驚き答える。

「はっはい!」

返答し2人は走りだす、俺もそれにつられ走りだす。

走りながら源さんに質問する。

「急にどうしたの?」

源さんは笑いながら答える。

「ちょいとしたイレギュラーですわい」

源さんは親指で後ろをさす。

そこにはたくさんのコボルト達がこちらへ向かってくる。

それも先ほどのパーティーの比ではない、100体以上いる。

「ちょいとコボルトを倒しすぎたみたいですな」

いつものことみたいな感じで髭をさする源さん。


「源蔵さん張り切りすぎですよ」

有村さんはなかばあきらめた感じに忠告する。

「とにかくあの橋を渡ってください、私が援護しますので」


そういうと先頭を源さん、俺、有村さんと一列になり橋に向かう。

源さん見た目ずんぐりむっくりな体格なのに意外に足が速い。

それにくらべ、小人族のこの体に馴染んでないのかついていくのがやっと。


有村さんは敵を足止めしながら走る。

「社長代理、もうすこし急いでください、これ以上おそいと食べられます」

俺は半泣きになりながら答える!

「これで精いっぱいです!」

有村さんは足止めしながら源さんに指示する。

「源蔵さん、お願いします」

源さんは俺のとなりにきて担ぎ出す。

「あいよ!」

俺を担いだ源さんはスピードを上げる。

俺が走るより普通に速い……その後ろにいる有村さんも足止めしながらも余裕でついてくる。

この2人何なの?


俺は担がれ、架かっている橋へと足を踏み入れそのまま

スピードを落とさず橋を渡る。

橋は木でできた簡素な橋、大人数で渡ると破壊されそうな代物。

源さんはそんな橋を躊躇なく走り、上下に揺れる。

担がれた俺は上下振動に耐えながら橋を渡るのを待つ。

「う、吐きそう……」


そうこうしていると橋を渡り切り吐かなくてすんだ。

そして後ろからついてきた有村さんは、橋に弓を射り破壊しコボルト達を退ける。


俺は安全な場所で下される。

そして、有村さんは近づいてきて一息つく。

「橋は落としたので、とりあえず大丈夫でしょう、社長代理大丈夫ですか?」

すこしふらふらしているがなんとか大丈夫と意思表示する。


有村さん額に手をあて、呪文を唱える。

手から緑色にひかり、先ほどの気持ち悪さが抜ける。

ちょっと手の感触がひんやりして気持ちよかった。

そう思い返しているとアリスが耳元でささやく。

「アッキ―鼻の下のびてるよ~」

「おわっ!おまえどこから出てきた!」

「チョー失礼!この先のこと調べてたんだよ」

有村さんはアリスに尋ねる。

「どうでした?アリスさん」

「うん!この先に例の部屋があったよ」

俺は有村さんに尋ねる。

「例の部屋って?」

有村さんと源さんは移動しながらいう。

「行けばわかります」

「そうそう行けばわかりますぞー」

アリスも2人についていく。

「次いってみよー」


まだまだ俺にとって未知なる冒険が続きそうだ。

俺は肩を落とし、2人と1匹?の背を見て例の部屋へ向かう。

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