表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/133


 人の縁とは不思議なものだ。


 俺は縁に恵まれているというのが今日分かった。



 そして、俺はそれ残酷なものだと感じた。探してもいるはずのない神様を呪いたい。



 どうせならどん底にまで落として欲しかった。けど、そうはさせてはくれない。



 都市化が進んで来た、この田舎でも常に明るい箇所がある。決して、贅を尽くした灯りではないが、絶対に無くならない灯り。



 そんなぼんやりとした灯りが俺の世界にもあったみたいだ。




 赤子が泣くように、言葉を綴ってきたこの半年。心が裂けた時は、言葉を書いて繋ぎ止めていた。いつしか、この行為は俺の中でかけがえのない行為に変わっていた。



 それが縁で繋がった人がいる。


 人に期待され、優しくされるのは嬉しく温かくなる。



 でも怖い。苦しい。


 また自分がその縁を切ろうとするのではないかと。恵まれた丈夫な縁を、いとも容易く切ってしまのではないかと。



 切っては繋ぎ、切っては繋ぎ、また切っては。何度同じ事を繰り返せば俺は満足するのだろうか。



 助けてくれとは言わない。救ってくれとも言わない。



 ただ、教えて欲しい。



 俺はどうしたいんだろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ