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運命
誰が造ったのか、俺は運命という言葉が嫌いだ。
人が駒の様に感じるこの言葉。
あらかじめ決められた賽の目。
俺が知り合い、愛し、嫌った人達。全部、俺の選択だ。時には一つしかない事もあったかもしれない。でもイエスかノーか俺が決めた。全部。
もし、俺の言葉で、言葉にできない感情を見出だせたのは運命でもなんでもない。
あなたが求めていたからだ。
あなたが求め、探していたから俺の言葉とあなたは出会えた。
あなたの環境や性格、関係ない。脳みその。見えない部分で見出だしたあなただけの選択肢。
人生というボードゲームに迷ったら、ずっと迷い続ければいい。多分、そうすることでしか前に進めないから。
あなたの人生に俺の言葉がかすってくれたら儲けものだ。
かすった人の中で、更に紡いでくれる人がいるかどうかは天文学的数字だと思う。
でも。
善くも悪くも、0ではない。
血液や遺伝子とは別に繋がり、俺は誰かの中に溶け、生を紡いでいく。
汚いも、綺麗も、良いも、悪いも、好きも、嫌いも、怒りも悲しみも全部。
それが嫌だったらあなたの手で俺を消してほしい。
ゲーム機のリセットボタンを押すように。
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