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手遅れ
コンビニ人間、読んじゃいました。
正直言えば、タダイマとか消滅の方が作品としては洗練されている気がする。
多分、題材的に万人受けするんだろうな。これで賞を獲れるのか、本音ですね。
普通。
普通っぽく生きていた時期もありました。周りが求める自分になろうと。
いつしか、仮面だと思っていた物は実は俺の顔になっていて。バラバラに置かれていた仮面は俺をじっと見ていた。
過去にできていたからこそ、余計に苦痛で。勝手なプレッシャーへと形を変えていた。
死にたいと思う自分と、まだいいんじゃないか? と思う自分。早く死ねよと急かす自分。
既に希望なんて言葉は辞書に無く、今生きている理由もよく分からない。
そして、物語、という世界に依存している。ここではないどこかに生き場所を求めている。
やっぱり、しんどいです。




